歩き遍路に行ったから、帯状疱疹も良くなっただろう?
なんて、うまくいくと、
「ああ、やっぱりお大師様のご利益が・・・・」
という話になるのだけれど、そうは問屋がおろさないですね。
当たり前で、少しばかり歩いたぐらいでご利益があるのなら、苦労はしませんねえ。
どうも人間が天邪鬼なのか、帰ってきたとたん、ズキズキ頭が痛み、昨夜はこの断続的な痛さに悩まされ、うとうとしたぐらいで・・
でも、傍から見るとほとんど治っているように見えて、痛がるそぶりを見せると
「治っているように見えるけどねえ・・・」
「まだいたいの?気のせいじゃない?」
といぶかしげに見られてしまう。
いい加減、「仮病」を使っているように見られるので、そろそろ通常生活には、戻りたいのだけれどなあ・・
月別アーカイブ: 2008年4月
「あるき遍路」バスツアー
移植して退院できたら、「遍路」に行こう と思ってたのだけれど、なかなか体調の方が安定せずのびのびになっていた。
が、急に親父が死んで・・・やっぱり思い切って回ってみよう・・・と。
どうせ回るなら、歩きたいなあ・・と漠然と思ってたのだけれど、歩いて回るとなると、2ヶ月近くかかるらしい。帯状疱疹で頭ずたずた顔もずたずたでは、ちょっとなあ・・・と、
で、ふと目に留まったのが
「あるき遍路」バスツアー なるもの。
せとうちバス が主催しているツアーなのだけれど、主に日帰りで、出発地点まで送ってもらって、1日の歩きの最後の地点から バスで戻ってくるというもので、
「ああ、これならいいや」と 参加申し込みをして
昨日 12日に 1回目 行ってきた。
右目と頭は ちくちく痛んでいるものの、
「行けば何とかなるさ・・・」
と 眠い目をこすりながら、バスに拾ってもらうインターの指定場所へ行く。
行程は 一番霊山寺から歩き始め、二番極楽寺、三番金泉寺、番外 愛染院、四番大日寺、 五百羅漢を経由して五番地蔵寺、そして次回のジョイント地点 小柿遍路休憩所まで 14.5k 歩いて そこからバスで帰るという流れ。
遍路に行こうと 前から思ってたのだけど、遍路用品など全然準備してなかった。一番でそろえればいいか・・と 思いつつバスに乗車。
タイミングがいいというかなんと言うか・・・インターから乗ったのは、私だけで、そのせいか座席は一番後ろ。ところが隣に座ってた人が、このツアーを企画したバス会社の人で・・・
「全然、用意してないんですよ」と私が言うと
いろいろ、遍路用品とか納経帳とか軸も手配してくれ、バスの中で全てそろえてしまった。
この人は、この一回目と4回目の八十八箇所中最も難所と言われる 十二番焼山寺参りは、参加してサポートしてくれるんだとか・・で
で 一番霊山寺から あるき遍路 をはじめました。
境内には桜も残り、気温は暑くも無く寒くも無くで・・春に周り始めするのは 本当にいい。
本堂で お経を上げ、大師堂であげ、2回あげるというのも、初めて知りました。
昔ながらの 田んぼの間の遍路道をのどかに歩いていく
五百羅漢から 地蔵寺へ降りる道・・・
今日の歩きの最終地点 小柿遍路休憩所にて
14.5k 完走
▲ でも今日は、案の定足が痛い・・・
定期診察
右目の方は、まだ十分に開かないんだけれども、定期診察に大学病院へ行く。
左目一本で、運転するのはしんどい。
大雨のせいか、患者も少なく血液検査後すぐ診察へ。
リンパ腫のことなどそっちのけで、帯状疱疹の話題
「たぶんそこは痛みが、ズーッと残るかもしれないですよ」と担当医。
何処へ言ってもこれを言われるので、本人としてはいささか食傷気味ではあるし、
「一生痛みを引きずるのか・・・」と心もとないことこの上ない。
血液検査の結果のデータは、診察までには出ておらず
「まあ、それだけみたいだから・・・データのほうは確認しておきますから・・」
ということで、意外にあっけらかん、拍子抜けのような診察で帰ってきた。
帯状疱疹
雨のしょぼつく3月30日に、親父の49日法要を済ませた。
顔は腫れたまま、右目の瞼は重く垂れ下がったままのどう見ても、いい男とはいえない面相で、その日を過ごしたのであるが、雨が降るから寒いは冷たい風が吹くは・・・で、その痛さは表せないほどで、半泣き状態だった。
それから もう1週間余り経つのに、たいして良くはなってなく、右前頭部は痛く、目も腫れたまま。といっても目のほうは、少し腫れぼったさがなくなったようで、瞼が重くのしかかってくる、あのなんとも嫌な感じはなくなったようで・・
眼科医は、こんな状態なのに
「良くなってますよ!あの時よりは・・・」
と いいのか悪いのか、慰めなのかそうでないのか・・そんなニュアンスで答えてはくれてるのだけど。。
皮膚科の医者は
「そうですか!そうですか!痛いでしょうね・・まあ痛みは残ってるでしょうね、どうしてもそこは・・・うんうん・・ひと月やふた月は・・しようがないねえ・・痛みは、和らげるような薬を飲むしかねえ・・・」
とわかったようなわからないような事をいい、痛み止めを出してくれるのみ・・・
でも、まだまし!
パソコンの前に座って、打つ気になっただけ、痛みが多少薄らいできてる証拠といえる。人間、痛さにはもろい・・。
「苦痛」というこの字面、今回ほんと、よくわかった・・・
気温も上がってきたから、今月中には、だんだんこの 痛みから解放されるのではないかと、期待はしているのだけれどね。。