帯状疱疹と歩き遍路

歩き遍路に行ったから、帯状疱疹も良くなっただろう?
なんて、うまくいくと、
「ああ、やっぱりお大師様のご利益が・・・・」
 という話になるのだけれど、そうは問屋がおろさないですね。
 当たり前で、少しばかり歩いたぐらいでご利益があるのなら、苦労はしませんねえ。
 どうも人間が天邪鬼なのか、帰ってきたとたん、ズキズキ頭が痛み、昨夜はこの断続的な痛さに悩まされ、うとうとしたぐらいで・・
 でも、傍から見るとほとんど治っているように見えて、痛がるそぶりを見せると
 「治っているように見えるけどねえ・・・」
 「まだいたいの?気のせいじゃない?」
といぶかしげに見られてしまう。
 いい加減、「仮病」を使っているように見られるので、そろそろ通常生活には、戻りたいのだけれどなあ・・

「あるき遍路」バスツアー

移植して退院できたら、「遍路」に行こう と思ってたのだけれど、なかなか体調の方が安定せずのびのびになっていた。
 が、急に親父が死んで・・・やっぱり思い切って回ってみよう・・・と。
どうせ回るなら、歩きたいなあ・・と漠然と思ってたのだけれど、歩いて回るとなると、2ヶ月近くかかるらしい。帯状疱疹で頭ずたずた顔もずたずたでは、ちょっとなあ・・・と、
 で、ふと目に留まったのが
 「あるき遍路」バスツアー  なるもの。
 せとうちバス が主催しているツアーなのだけれど、主に日帰りで、出発地点まで送ってもらって、1日の歩きの最後の地点から バスで戻ってくるというもので、
 「ああ、これならいいや」と 参加申し込みをして
 昨日 12日に 1回目 行ってきた。
 右目と頭は ちくちく痛んでいるものの、
 「行けば何とかなるさ・・・」
 と 眠い目をこすりながら、バスに拾ってもらうインターの指定場所へ行く。
 行程は 一番霊山寺から歩き始め、二番極楽寺、三番金泉寺、番外 愛染院、四番大日寺、 五百羅漢を経由して五番地蔵寺、そして次回のジョイント地点 小柿遍路休憩所まで 14.5k 歩いて そこからバスで帰るという流れ。
 遍路に行こうと 前から思ってたのだけど、遍路用品など全然準備してなかった。一番でそろえればいいか・・と 思いつつバスに乗車。
 タイミングがいいというかなんと言うか・・・インターから乗ったのは、私だけで、そのせいか座席は一番後ろ。ところが隣に座ってた人が、このツアーを企画したバス会社の人で・・・
 「全然、用意してないんですよ」と私が言うと
 いろいろ、遍路用品とか納経帳とか軸も手配してくれ、バスの中で全てそろえてしまった。
 この人は、この一回目と4回目の八十八箇所中最も難所と言われる 十二番焼山寺参りは、参加してサポートしてくれるんだとか・・で
 で 一番霊山寺から あるき遍路 をはじめました。
ryousanzi
 境内には桜も残り、気温は暑くも無く寒くも無くで・・春に周り始めするのは 本当にいい。
 本堂で お経を上げ、大師堂であげ、2回あげるというのも、初めて知りました。
 
hennromiti
 昔ながらの 田んぼの間の遍路道をのどかに歩いていく
zizouzi
五百羅漢から 地蔵寺へ降りる道・・・
kogaki
今日の歩きの最終地点 小柿遍路休憩所にて
 14.5k 完走
▲ でも今日は、案の定足が痛い・・・

定期診察

右目の方は、まだ十分に開かないんだけれども、定期診察に大学病院へ行く。
左目一本で、運転するのはしんどい。
大雨のせいか、患者も少なく血液検査後すぐ診察へ。
リンパ腫のことなどそっちのけで、帯状疱疹の話題
 「たぶんそこは痛みが、ズーッと残るかもしれないですよ」と担当医。
 何処へ言ってもこれを言われるので、本人としてはいささか食傷気味ではあるし、
 「一生痛みを引きずるのか・・・」と心もとないことこの上ない。
 血液検査の結果のデータは、診察までには出ておらず
「まあ、それだけみたいだから・・・データのほうは確認しておきますから・・」
 ということで、意外にあっけらかん、拍子抜けのような診察で帰ってきた。
 

帯状疱疹

雨のしょぼつく3月30日に、親父の49日法要を済ませた。
顔は腫れたまま、右目の瞼は重く垂れ下がったままのどう見ても、いい男とはいえない面相で、その日を過ごしたのであるが、雨が降るから寒いは冷たい風が吹くは・・・で、その痛さは表せないほどで、半泣き状態だった。
 それから もう1週間余り経つのに、たいして良くはなってなく、右前頭部は痛く、目も腫れたまま。といっても目のほうは、少し腫れぼったさがなくなったようで、瞼が重くのしかかってくる、あのなんとも嫌な感じはなくなったようで・・
 眼科医は、こんな状態なのに
「良くなってますよ!あの時よりは・・・」
 と いいのか悪いのか、慰めなのかそうでないのか・・そんなニュアンスで答えてはくれてるのだけど。。
 皮膚科の医者は
「そうですか!そうですか!痛いでしょうね・・まあ痛みは残ってるでしょうね、どうしてもそこは・・・うんうん・・ひと月やふた月は・・しようがないねえ・・痛みは、和らげるような薬を飲むしかねえ・・・」
 とわかったようなわからないような事をいい、痛み止めを出してくれるのみ・・・
 でも、まだまし!
 パソコンの前に座って、打つ気になっただけ、痛みが多少薄らいできてる証拠といえる。人間、痛さにはもろい・・。
 「苦痛」というこの字面、今回ほんと、よくわかった・・・
 気温も上がってきたから、今月中には、だんだんこの 痛みから解放されるのではないかと、期待はしているのだけれどね。。