少し肌寒く感じるようになった朝陽の中を、トコトコ 車を走らせ病院へ。
今日は少し早めにでたので、ゆっくり道草で ちょいと寄り道、温泉へ。。
やはり、秋口に入り、このぐらいの気温になると、温泉の湯の温かさは気持ちいい・・夏の あのけだるい暑さの中で、汗をダラダラ出しながら入るよりずっといい。。あたりまえか・・。
ひとっ風呂浴びて、意気揚々と・・2Fの血液検査へ。
「ゲッ」と 驚くほど多い。。久しぶりの混雑。
季節の変わり目は、患者さんも多いのかもしれない・・などと、ぼんやり考えていたら、私を呼ぶ声。
移植前、病棟で一緒だった患者さん。
いろいろ、近況やら病気の経過などの話をしているうち、悪い状態のときの話になり、彼が言うには
「目茶目茶 悪うてしんどいし、意識もあるのやらどうやら わからん時、それも夢かどうかわからん時になあ・・・そのぼやーとした中でな、すーっとせむし男みたいな男、・・あれは せむし男やな、それが出てきて・・・、そのせむし男がやな、 窓から 俺の方をじーっとみとんのや・・。それでな、こりゃあ まともに見たら 連れて行かれるかもしれん思うて・・必死で、見んようにしたら・・気がついた・・。」
「・・」
「それで、そのあと、友達にこの話したら 『そりゃあ・・おまえ、お迎えだったんだぜ、それ・・行かんでよかったなあ・』と 言いよつたけど、あれは、そうなんだろうなあ・・と 今でも時々思うよ」
と、そのときの様子を まじまじと話してくれたのであるが、かく言う私も
無菌室で 七転八到して『もうだめか・・・』と苦しんでいたとき、似たような経験があり・・・その話をした。。
私の場合、せむし男ではなく 中世(?)かなんかの 黒塗りの馬車で黒い帽子をかぶった御者が、私の顔を見ながら 前を行ったり来たりしていて・・それを意識して見ないようにしていたら・・我に返った・・・というものなんだけど・・・
以前から こういう似たような話は、いろいろな人から、よく聞くのだけれど、死線をさまようと無意識にそういう境地に入るのかもしれない・・
「せむし男に御者だと仏蘭西ぽいですねえ・・お互いそれが日本人じゃなくて 良かったのかもしれないなあ・・」
と 私。でも 不可思議な話だけど・・・顔を見た記憶はない・・
▲ 今日の血液検査
白血球 8100 HGB 13.8 PLT 23.3
CRE 1.4 UA 8.8 CRP 0.21 SIL-2R 1274
「1274で 高いけど 前とあまり変わってないから・・・」
という 担当医のお言葉でした。
でも 気にならないといったら、うそになるけど・・。
『・・・風呂で 長湯しすぎたか・・?』・・・と思いつつも関係ないか・・
定期診察
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