いつの間にか・・・

いつの間にか57歳になってました。
リンパ腫をだいぶ意識しなくなると、年月を数えたり年齢を日常生活であまり思うこともなくなり、
「へっ?誕生日だったか・・・」と軽く流せるよう・・。
先日の衆議院議員選挙の投票に行ったとき、久しぶりに会った知人に
「もう、だいぶ経ったろ?」と言われ
「やっと、5年過ぎました。」と答えると
「えっ?まだそんなもん?」と驚かれ
・・ああ、そういやこの人も癌で手術したんだ・・最初のリンパ腫の発症と同じ時期に・・と思い出し
「ああ、あれからだと7年経つかなあ・・」と言うと
「そうだろ!そうだろ・・・永いようで・・な、・・俺も、やっと落ち着いた気がする、最近」
と戦友のごとく彼は頷いた。
病気を意識しないで、日常生活を送れるようになることが一番大事なんだけれども・・・なかなか、これが難しくてねえ・・。
 、

定期診察

昨日、定期診察。
先月のCTの結果を聞く。
やはり、縦隔のリンパ節の腫れで、躓く・・というか、そこで話はとどまる。。依然としてPETの時もそうだったが、腫れはあり・・・
「白だと思うけど・・・ね。。・・グレーという域でもあるかもな・・・」と、担当医。この所見はずっとかわっていない。
やはり、判断は難しいのだろう・・・。
「まあ、まる5年は過ぎたから・・・再発の可能性は、少ないのだけど・・」
「じゃあ、あの腫れは リンパ腫が休眠してるということですか?」と聞くと、
「リンパ腫に、休眠なんてことはないね・・発症しているか、してないかだけ・・・まあ、定期的に様子を見る・・ということかなあ」と担当医。
 治ってるようで治ってないのが、この病気・・か。
▲、血液検査の結果は、多少よくなってるようで・・。
クレアチニン 1.4 尿酸値 8.0
 あるき遍路中の水分の取り方は 正解だったみたいで・・
塩分も、スポーツドリンクに含まれている量で十分とのことでした。
熱中症の対策は、時々休みながら、どこかで体を冷やすこと。これが一番だそうで・・・・次から、そうしよう。。
と言っても、もう夏には、歩く気がしないけどね。。

やっと昨日から・・・

やっと昨日から、体調もまともになってきたようで・・・・。
熱中症かどうかわからないものの、夏の朝から晩まで外で動くと言うのは、想像以上に体には負担がかかる・・・・と言うのがわかりました。
 
 「してみないとわからないんだから!あんたは!」と、かみさんには怒られるし、お客の皆さんからは
「この暑いさなかに、歩いている人なんて いなかったでしょ?。奥さんに心配かけんじゃないよ、せっかく治ったのに!」
と散々言われ・・・。ちと反省。。
 でも、歩いてみないとわからんし・・。
 3日間の歩きの軌跡はこちら

歩き遍路 土佐清水 下ノ加江 から金剛福寺 3日目

熱中症になってたのかどうか知らないが、梅干7個入りのお湯割りは、うまかったのである。
アクエリアス6本、お茶7本飲んでもなるのかねえ・・?。
確かに疲労困憊ではあったけど。。
朝飯の時も
「梅干か塩なめながら行くんで!」と忠告される。
腎臓の数値がよくない私には、ちょっと・・・なのだが、ありがたく忠告をいただき出発。
 
 まったく気がつかなかったが、前夜から雨が降っており出発の時までその雨はふってた。。
 9月1日(火) 土佐清水 下ノ加江から足摺岬 金剛福寺まで 3日目
       
 小雨の中歩き始めて、少ししたところで打戻のお遍路に会う。これで、この日もお遍路に会うことはなかった。
 本人には自覚があまりなかったのかもしれないが、やはり体調が少し狂ってたのか、大岐浜から以布利に向かう道で迷ってしまった。
土佐清水の中心へ抜けるバイパスが2008年に完成しているのだが・・・どうも歩き遍路の地図には乗ってないようで・・・私はその道を行ってしまった。気がついたのは30分ほど歩いて、バイパスのトンネルに差し掛かったときで
「??」と首をかしげるも周りに聞く人も見当たらず、さんざ迷った挙句少し引き返したところに、海岸に向かって下りていくわき道があったことを思い出し、その道を下ることにして引き返した。途中 草刈していたおじさんに遍路道への戻り方を聞き、以布利港へでる。
 ここで、また道を間違う・・・。ホントひどい日でした。
以布利港の遍路道の立て札を見て、ぎょっ!とする。
「・・・こんなとこ、歩くの?」と、一瞬目を疑うような道。
海岸・・砂利や石や岩がごろごろしている、ゴミがいっぱい打ち上げられている、海岸そのものを歩くのである。
 「潮満ちてこないのかなあ・・」などとおもいながら、のんきに歩いていたら、どうも陸地に上がるところが見当たらない。不安になってまわりをキョロキョロしてると、遠くに人の姿が見えたので、そこまで行き聞くと
「ああ・・・そりゃまちごうちょる。。この手前の岩山周ってきちゃろ?あそこの奥の手前に上に上がる道あるけん・・」
と言われ、また戻る。
 ホント、シーズンオフのお遍路が歩いてない時は、アブナイ・・・
 戻ると、岩山の奥まったところに、まったく目立たない、言われないとわからないほどの細道が上に続いていた。
これが、意外に急で、息をこらして登っていると、丁度登りきったところにある家の老夫婦が
「ちょっと、休んでいきなさい」と声をかけて下さったので、おじゃまする。
 ジュースをいただきながら、いろいろ話を聞かせていただく。
「ちょっとこの前、女の子の二人ずれのお遍路が、朝コーヒーのんどったら登ってきて、昼前まだご飯も食べないうちに戻ってきてな・・・あれにはビックリした、早い早い・・」
「へえ・・そりゃはやいですね・・」
 ここからは 12キロぐらいはまだあるだろうに・・・
「そんなに、早くいけるならいいなあ・・」というと
「無理せんと・・・あついしなあ・・」と送り出してくれた。
「遍路道は歩かんほうがええで、暑い時は。。県道歩き、アルキ!」とも言ってくれた。
県道を歩き、窪津へ。窪津で丁度半分。あと12キロ。
気にしてないようで、熱中症になってるのか・・・この頃から相当足取りが重くなってきて、スピードダウン。自動販売機がある度、アクエリアスと茶を交互に飲む。。
 やっと 2時過ぎ足摺岬 金剛福寺に着く。
3日かけて、一つの寺。。実感。


納経所で、お接待の あゆみ守りのストラップをいただく。。
すごいなあ・・・お寺から 、こんなの頂いたのはじめて・・。
歩き遍路だけにいただけるそうで・・・うーん、ここ金剛福寺はできる!!

次は 延命寺。
来る道々、いろいろ話を聞くと、やはり打戻りが一番みたいで・・
さあどうするか。。
熱中症なのかどうかわからないけど、疲労もひどいし、右足の親指がベロベロになってるので、今回は ここでギブアップ。することにした。
やはり夏、特に高知の南西部の歩きはキツイ・・
▲本日の歩行距離 沿面距離(GPSによる)32.04km
というわけで、先週いっぱい疲れを引きずっておりました。
夏の歩き。。大変さを身をもって知りました。

歩き遍路・・土佐佐賀から 土佐清水 下ノ加江へ 2日目

GPSのデータの高度の数字がいまいち正確じゃないような・・・。安物のGPSだから、しようがないのだけれど、それにしてもふり幅が大きいような気がする。ポケットに入れて歩いたからかなあ・・・・・・。
 民宿内田屋の前は、すぐ海で目の前に鹿島という島が見える。

8月31日(月)2日目。天気予報によると・・今日は相当暑くなりそうで・・31度以上か。。
 2日目 土佐佐賀から土佐清水 下ノ加江 民宿安宿まで
        

やはりシーズンオフか・・・泊り客は私一人で、うーん・・夏の遍路はやはり少ないのか・・と。
 朝6時半、内田屋を出発。左手に朝日が昇る鹿島を見ながら56号線をひた歩く。内田屋のご主人が出がけに
「今日は、とても暑くなるそうだから午前中に距離を稼いでた方がいいですよ!。泊まりは決めてるんですか?」というので
「そうですね、朝のうちにどこまでいけるか・・まだ決めてません・・脚の調子で・・」と言ったものの・・今日40km歩ければ・・と本人は思ってる。


浮鞭の手前あたりで、サーフィンをしている若者たちを見る。これがなかったら、まったく単調・・。歩くだけ、うんざりしてたところだったので、一服。ついでに近くの郵便局によって涼ましてもらう。
 土佐佐賀もこのあたりも黒潮町なんだけど、
「ここで、葉書出したら消印は、どこになりますか?」と聞いたら
「大方か中村です」と
 平成の大合併で市町村名は大幅に変わってるのに、郵便局の管轄の消印は昔のままみたい・・・そういえば、うちもそうだった・・と思い出し苦笑い。。ついでに消印も新しくすれば、いいのに・・。旅先から出す時には旅情あるのになあ・・・。となると、四万十市も期待できないと言うことか・・
 浮鞭郵便局を出てちょっといくと、JRAの栗東トレーニングセンタのトレーニング場云々のプレートを見つける。
「フーン、ここまで来て脚治してんのか・・」と関心。
 あいにく馬は走ってなかったけど・・
道の駅ビオス大方辺りから 公園が海側に続いており、だだっ広いのはいいけど、太陽をさえぎるものが全然なく、むちゃくちゃアツイ!。道沿いの茶店で休み、今晩の宿を取る。下ノ加江の安宿。
あと30キロないぐらいだろうから行けるだろうとタカをくくり・・・
田ノ浦あたりで、下田の渡しの案内板を見る。以前は下田の渡しで四万十川を渡るという遍路道があったそうなのだが、渡しが廃止されて四万十大橋を渡るというのが、一般的になっているんだけど、今年の4月から、有志の手で復活したそうで・・・当初、これで行こうか・・とも思っていたのだけれど・・脚にも自信がないし・・と横目で見ながらスルー。。
暑さのせいと、少しずつ痛み始めた右足の親指のせいか、四万十大橋にたどり着いたのは、予定したよりだいぶ遅れ、1時過ぎ。どっと田ノ浦あたりからスピードが落ちたみたいで・・大橋のたもとで一休み。暑い。ボーとして川面を見ていると、再び歩こうと言う気が沸いてこない・・・・。ポケーっとしときたいなあと思うも、先を・・と。気を取り直して四万十大橋を渡る。。
四万十側沿いに下り、河口が見えそうになったあたりで山のほうへ・・。
伊豆田トンネルあたりでバテ始める。風がないわ、暑いわ、上り坂がつづくし・・相当息も荒くなった頃、トンネル。さすがトンネルの中は涼しく一息つく。が、このトンネル歩くには長い。1620mもある。出口まで20分近くかかった。
 下ノ加江の町近くになって、今回昨日から初めて お遍路さんに会う。。
 やっぱりなあ・・・暑い時期には、きついわな。。
5時ごろ、やっと民宿安宿にたどり着く。
 民宿のご主人が、
「今日、どこから?」というので
「土佐佐賀」
「えーっ?40キロはあるよ、40キロ・・この暑い日に・・大丈夫ですか?」
「ええ、今のところは・・」と答える・・ものの、足は痛い。
 晩飯があまり食べられなくて、部屋で横になってると
「これ飲んでみ!」とご主人が飲み物を持ってきてくれる。
「味はどう?」
「おいしいです」と答えると
「あんた、やっぱり熱中症になってるで・・。これな、梅干7個入れてお湯で割ってるんで・・。それおいしい言うたら・・熱中症になってるんで・・」
「はあ・・・そうなんですか・・ね」
「全部飲んで・・・。こんな暑い日に歩く時は、水茶だけじゃだめで!梅干か、塩なめんと・・」
と忠告してくれる。
 ありがたいことで。。
全然きがつかなかったけど・・・。熱中症。。そうかもしれん。。
 ▲本日の走行距離 沿面距離(GPSによる) 42.96km
・・・つづく