うんざり・・・

毎日毎日、うんざりするニュースで・・・
偽装という言葉を聴いても、「ええっ!」と声を上げるほど驚かなくなるほど、偽装だらけの世の中になってしまった・・・
薬害肝炎の薬にしろ、偽装だから・・いまや 「衣食住」が
『医・食・住』
と 呼称を変えたほうがいいくらいの不様さ・・
結局、すべて 患者、消費者が受動態で、提供している方がすべて能動態だから、やりっぱなしの世界だというのを まざまざと感じてしまう。
自分が こういうような病気になって 初めて 受動態である立場の不安疎を 痛切に感じてしまうから、なおさら 今の世の中の 能動態基本主義には 憤りを感じてしまう。
薬にしろ、食品にしろ、建築関連しろ、 もっと情報開示をするべきであろう。誰しもが この薬とか 食品の情報を 閲覧できるような体制を作るべきであろう。
今でも 病院や調剤薬局でもらう 薬の説明には 効能は書いてても 副作用は記載されていないし、成分もかかれてはいない。
もらってきて、自分で検索するしか無いわけで、それとて その情報が偏っていれば意味が無い。
使うほうは 誰しも良くなりたいから 使うわけで・・・
そろそろ、根本的な情報開示の方法なり、システムのあり方を検討してもらいたいと思うなあ。
だましの世の中には なってほしくないね、

本・・だまされる視覚 

闘病中から 眼が少しずつ悪くなっているのを否応無く 自覚してきたのであるが、最近また少し悪くなったような気がする。。
インターネットの中に

というサイトがあり、すこし興味深い本があったので、ここで献本された本を読んだ。
「だまされる視覚
  錯視の楽しみ方」 北岡明佳 著 化学同人
 と言う本なのである。
 
著者は 大学の先生で 『北岡明佳の錯視のページ』という HPも開かれている。
 
 錯視とは何かと思いながら、パラパラと読み始めたのだが・・
 「なあんだ・・あの事か・・・」とすぐ気がついた。
 昔、学校で クソ面白くも無い授業を受けているとき、黒板など見向きもせず教師の顔も見ず、机の上に上体をかぶせながら、隠すように鉛筆でノートに 丸や四角、線などを引き、塗りつぶしながら・・・ああでもない こうでもない・・と図形を描いて暇つぶしていたことを思い出し、
 「そういや、いろんな見え方してたなあ・・・」と・・
 同じ大きさの図がちがっって見えたり、平行に引かれてる直線が傾いていたり、動くはずの無い図が動いて見えたりした覚え・・がある。
 この本は、なぜそう見えるのか?という事を、いろいろな事例をふまえながら、その図形を解説、解き明かしてくれているのだ。
 錯視とは 脳に勘違いを起こさせてそういうように見せているということなのだけど、こういう図形を見ると 以前から妙に頭の隅に、居心地の悪い感覚を抱いていたのであるが、
 
本書の解説を読むと
・・眼の動きが、それを違う状況に捉えているのか・・
 とおぼろげながらわかってきた。
 ただ残念なことに、私の目にとっては、少し負担が重くて
 ・・静止画がなかなか動いてくれなかった・・
 虹彩炎で 眼球の動きの鈍い上 視野も狭くなりつつある私にとっては、なかなか再現できない現象であった。
著者も
 

「・・・錯視が書いてあるとおりに起こらなくても異常ということはないので、心配しないでいただきたい。・・」

 と言われているので、個人差が出るのもしようがないところか・・
で、読みながら パソコンの片隅にしまっていた ドローソフトを出してきて、ちょっと作ってみた。
 白と黒を使った図形 カフェウォール錯視というのだそうだけど
長方形を使ったものを ”幼稚園錯視”と呼ばれるらしいのだけど、私の作図したものは、当然それ以下のレベル・・さしずめ 『乳児園 錯視』程度というところかなあ。。
SAKUSI01
 先生の書かれているとおり 平行で正方形を交互に並べているだけですが、左側に すぼまっている様に見える。
上図と下図は 同じなんだけど 塗り方を変えるだけで 下の方が変化がきついように見える。
 輝度の差なんだろうなあ・・
 
 と 簡単そうに見える上の図でさえ、私など悪戦苦闘で書いたのでしたが、本書には ありとあらゆる錯覚 否 錯視が起こる図が収納されており、「えっ、こうすれば トリック画 が 作れるかもしれない」と 思わせてくれる本でもある。
 また、眼の調子の良いときに、描いてみようかなあ・・も一寸複雑なものを・・
だまされる視覚 錯視の楽しみ方 (DOJIN選書)

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犬も疲れる・・・?

日曜日、愛犬ふくを連れて出かける・・。
子供は 3人いるけれど、3人3様で 今うちに居候しているのは、長男一人で、たまたま この日曜日は 全員外へ出ることになった。
こういう場合、愛犬のふくをどうするかというと・・・連れて行くしかないわけで・・・・。
というのは、最近 笑えるようで・笑えない話が起きてしまい・・・
かみさんと
「結局・・・次からは 連れて行くしかないか・・・」
 と お互い顔を見あわし あっけにとられてしまったから・・。
以前から、大体外出は ふくを連れて出かけていたのであるが・・
ほぼ 1ヵ月半前、夜 仕事でかみさんと 出かけることになり、この時も 息子は外出していなかったので、今回ばかりは
「ちょっと、まずいいだろう連れて行くのは・・」
という事になり、
 ふくを 1階の自動ドアの横のビニタイルに連れて行き、その自動ドアの電源を切り、自動ドアをピシッと閉め、電動シャッターを閉めて、出かけた。
 2時間ほどで仕事が 終わり、意気揚々とかえってきて、電動シャッターを上げはじめたら・・・なんと・・ 自動ドアが 10cmほど開いており、ふくがむりやりその頭を その間にこじ入れて、重い自動ドアを開けようとしているではないか・・・すでに 頭は半分出ていて、電動シャッターがその頭を掠めるように 上がって・・
「おいおい!・・・お前・・」とかみさんともども 奇声を上げ びっくりするやら、あわてるやらで、すぐさま電動シャッターの電源を切り、自動ドアを引っ張って、ふくを外に出してやったんだけど・・・・
 2人で 顔を見合わせ 唖然としてしまったわけ・・
「やっぱり・・連れていかんといかんかあ・・」
 となった次第。
で、今回は、高速で1時間ほどのところへ行って、先に メインがかみさんの用事すまして、その後私の用事を済ます間 3時間ほど、
かみさんは ふくを連れて、公園や街並を歩き回ったのだそうだ。
3時間も・・・・ 日頃 トータルで 10分か15分ぐらいしか 散歩しない ふくちゃん を連れて。。
 
 私が用事をすまして かみさんと合流したときは ふくは 尻尾もたれて 人のことなど そ知らぬ顔という風情。
「もう 大変だったんで・・・ 水は 途中で買わんといかんし・・ 歩いたり 止まったりで」
とかみさん。 まあ、大体は 想像つくけど・・・
車に乗り込むや否や 後部座席にどったり・・・ 
 案の定 高速では 身動きもせず、半目状態。。
 昨日、今日と 来るお客さん皆 口そろえて
「どしたん?元気ないねえ・・ふくちゃん、いつも 愛想ええのにねえ・・」
 ふくは 起きもせず上目づかいにみながら、尻尾を振ってる。
 半分ふてくされ状態
「いやー、日曜日に 3時間 あっちこっち 歩き回りましてねえ、かみさんと・・」
「へえ・・ふくちゃん・・あまり散歩せんのよね・・そりゃ、応えたんじゃね」と 常連のお客さん。
 「犬も 年取ると、次の日より今日あたりが・・応えるんとちがうかなあ・・」というと
 お客さん げらげら笑いながら
 「サロンパスでも貼ってもらい!」と言って、帰っていった。。
 犬も たまに日課以外のことをすると疲れるのかもしれんなあ・・
fuku223

朝降ってた雨もあがり、少し空も明るくなったので、目医者に出かけてゆく。ところが、戸口を出て20歩ほど歩いたところで、雲行きが一転、ぱらぱらと雨が落ちてきた。
 どうしようか・・・戻ろうか?と思ったものの、
『ええい、すぐそこだから・・大丈夫だろう・・』
 と、たかくくって 走り出したんだけど・・・
 思惑とは 裏腹に・・着いたときは、ずぶぬれ・・。
 今日は、ついてないかもなあ・・・と思いつつ眼科へ。。
 今月から、新しい眼科医が着任していた・・・
 医者が 替わるのは、患者としては あまり歓迎できないのだけれど・・こういう組織のところは、言っても仕方が無いからなあ。。
 ということで、診察を受けて帰ってくる。
 雨、上がるかなあ・・・

定期診察

少し肌寒く感じるようになった朝陽の中を、トコトコ 車を走らせ病院へ。
今日は少し早めにでたので、ゆっくり道草で ちょいと寄り道、温泉へ。。
やはり、秋口に入り、このぐらいの気温になると、温泉の湯の温かさは気持ちいい・・夏の あのけだるい暑さの中で、汗をダラダラ出しながら入るよりずっといい。。あたりまえか・・。
 ひとっ風呂浴びて、意気揚々と・・2Fの血液検査へ。
「ゲッ」と 驚くほど多い。。久しぶりの混雑。
 季節の変わり目は、患者さんも多いのかもしれない・・などと、ぼんやり考えていたら、私を呼ぶ声。
 移植前、病棟で一緒だった患者さん。
 いろいろ、近況やら病気の経過などの話をしているうち、悪い状態のときの話になり、彼が言うには
 「目茶目茶 悪うてしんどいし、意識もあるのやらどうやら わからん時、それも夢かどうかわからん時になあ・・・そのぼやーとした中でな、すーっとせむし男みたいな男、・・あれは せむし男やな、それが出てきて・・・、そのせむし男がやな、 窓から 俺の方をじーっとみとんのや・・。それでな、こりゃあ まともに見たら 連れて行かれるかもしれん思うて・・必死で、見んようにしたら・・気がついた・・。」
 「・・」
「それで、そのあと、友達にこの話したら 『そりゃあ・・おまえ、お迎えだったんだぜ、それ・・行かんでよかったなあ・』と 言いよつたけど、あれは、そうなんだろうなあ・・と 今でも時々思うよ」
 と、そのときの様子を まじまじと話してくれたのであるが、かく言う私も
 無菌室で 七転八到して『もうだめか・・・』と苦しんでいたとき、似たような経験があり・・・その話をした。。
 私の場合、せむし男ではなく 中世(?)かなんかの 黒塗りの馬車で黒い帽子をかぶった御者が、私の顔を見ながら 前を行ったり来たりしていて・・それを意識して見ないようにしていたら・・我に返った・・・というものなんだけど・・・
 以前から こういう似たような話は、いろいろな人から、よく聞くのだけれど、死線をさまようと無意識にそういう境地に入るのかもしれない・・
 「せむし男に御者だと仏蘭西ぽいですねえ・・お互いそれが日本人じゃなくて 良かったのかもしれないなあ・・」
 と 私。でも 不可思議な話だけど・・・顔を見た記憶はない・・
▲ 今日の血液検査
 白血球 8100 HGB 13.8 PLT 23.3
CRE 1.4 UA 8.8 CRP 0.21 SIL-2R 1274
「1274で 高いけど 前とあまり変わってないから・・・」
 という 担当医のお言葉でした。
 でも 気にならないといったら、うそになるけど・・。
 『・・・風呂で 長湯しすぎたか・・?』・・・と思いつつも関係ないか・・