歩き遍路ならぬ・・・

 18日(木)定期診察
4月にPETCTの検査を・・・と言っていたのだけど、まだ稼働してないみたいで・・5月になるとのこと。そんなにあわてなくてもいいぐらいの状態に体が戻ってきているということなのだろうと解釈。血液検査の数値もほぼ横ばい。creも高めだけど安定傾向。

 ▲血液検査の結果 白血球6800 cre 1.49 尿酸7.5

22日(月)快晴

この連休で、久万を周って松山市内まで歩き遍路・・・と考え行く準備をしていたのだが、あの春の嵐にビビってしまい、あえなく頓挫。内子からの峠越え2つにビビってしまったわけです。
 中止と決めて、墓参りなどしていたのだけど月曜日になるとすることがなくなり 、ポカンと外を見ていると青空だし風もおさまってるし・・・・しまったなあ、やはり行くべきだったかと少し後悔。。ふくと散歩に出、裏山に登って、遠くの海を見ていて急に思い出し、あわてて家に帰り時刻表を見る。
 「うん、なんとか行けそうだ・・・」と頭の中で目まぐるしく計算。
かみさんに
 「ちょっと、櫃石島・・行ってくるわ!・・何とか今からでもいけそうだし・・」と言って、おどろくかみさんを後にカメラだけ掴んで、駅に向かって走る。

 櫃石島というのは、瀬戸大橋がかかっている島。瀬戸大橋は、5つの島の間に橋をかけており、中で大きいのが 与島、岩黒島、櫃石島。で本州に最も近いのが櫃石島。対岸の本州までは 1キロ強 ぐらいしか離れてないはずなのに香川県坂出市・・・。
 なぜこの島に興味があったかというと高速でもJRでも・・特にJRに乗りこの島に差し掛かると上りの場合、右がわに島からまたちょこっととび出た島があり、上から見ると妙に気になるので一度行ってみたい、渡れるものなら渡ってみたいと思ってたので・・(あとから知ったが、歩都島という)
 今のところ天気もいいし風もなきゃ島へいっても今日なら大丈夫だろうと思いついたわけである。

  瀬戸大橋の高速道は中間の与島にパーキングがあり、車で降りられる。が住民が住んでいるところには、道路があるけど入れない。櫃石島もちゃんと降りれるようにインターが付いているけど一般の車は降りられない。住民専用なのである。が路線バスが坂出から岡山県児島まで瀬戸大橋を渡って走っており、この路線バスなら島に降りれるのである。
  瀬戸大橋ができたのが1988年で、このころは児島から坂出と坂出から児島と相互にバス会社が乗り入れてたのだけど、今は途中の与島まで 香川側からコトサンバス、児島からはシモデンバスが乗り入れて乗り継ぐようになっている。

 思い立ったのが10時頃だったので、坂出駅発のバスには12時20分のに、ぎりぎり間に合う。乗客は祭日だからか私一人。運転手さんに乗り継ぎの要領を聞く。
 瀬戸大橋の上り口手前で、若い兄ちゃんが乗ってきて、乗客2人で与島へ向かう。

与島のフィッシャーマンズワーフがバスの乗り継ぎ地点。瀬戸大橋が開通した当時はすごいにぎわいだったのだが、当時の面影など少しも感じさせないぐらいのさびれようで・・・寂しさというより、悲しさを感じる。
 バスの降り際、運転手さんに 乗り継ぎ印を押してもらう。
「向こうのバスで、割り引いてもらえてくれるからね」と言われたのだが、あまり気ねしていなかった・・・・。


 フィッシャーマンズワーフにあるバス乗り場。

 で15分ほどの待ち時間に、おばさん4人連れの乗客が増える。若い兄ちゃんはここで降りたので、私を入れて5人。
 シモデンバスが来たので、乗る。乗るときに
「乗り継ぎやけど、整理券もまたとるの?」と大きな声で聞く。
「そうです!」と運転手さん
一番前の運転手の隣に座ると
「お客さん、どこまで?」
「櫃石島です」
そうこうするうちおばさんたちも、私の真後ろに座る。
「えーと・・・櫃石島まで・・・70円です」
料金表を取り出しながら運転手。
「えっ?本当ですか?」とびっくりして聞き返すわたし
「70円です。ホントです!」と若い運転手さんが大きな声で言う。
後ろでざわついていたおばさんたちのリーダーらしき人もびっくりした様子で
「じゃあ、岩黒島までは?」と聞くと
「20円です」
「ええっ!なんで、なんで そんなに安いの?」とおばさん。
誰だってそう思う。岩黒島は与島の次の小さい島をはさんでその隣、櫃石島は、またその隣・・結構離れてるんだけど・・・。
「この路線バスは、島の住民たちの足として運航しているわけですよ、ですから安い運賃でなければならないから。ただし、この運賃が適用されるには、乗り継ぎを利用して 島に降りる人でないと適用されないのです。」
「でも、やすいわよねえ!今時20円なんてないわよね!やすすぎるわ。」と周りのおばさんたちに言ってる。
 このおばさんたちは、与島から乗って来たはずなんだけどなあ・・・確か・・一般車の駐車場あたりから来たと思ったんだけど・・・
「結構いるんですよ!観光で 路線バスで坂出から児島まで渡って見たいというお客さんたちが・・・でも、その人たちには適用されないんですよ・・島に降りないから。」
と若い運転手さんはこうも話しました。
 びっくりする話でしたねえ・・これも最初に私が
乗り継ぎでも整理券云々 と聞かなければ・・説明してくれてなかったかも・・・
 そのうちに岩黒島のバス停。岩黒島のバス停は瀬戸大橋上にある。
 おばさんたちのリーダーが
「20円でいいのよね・・」と20円と整理券を入れてバスのステップを降りようとした。
「ちょっと!ちょっと!お客さん!乗り継ぎの整理券は?」と少し声が荒くなった若い運転手。
「えっ?乗り継ぎ」?整理券?」
「だから、さっき説明したでしょ?乗り継ぎの整理券のこと」
「ああ~、そういうことなの・・・わかってるようで、わかってなかったのね、私」とおばさん、私のほうをちらっと見る。
「いくら?」
「160円」
「じゃあ・・・あと140円ね・・」と財布の中を探している。後ろでは
「両替してもらわないと・・」とか「160円、160円!」とつぶやきながら探している。
 このおばさんたちのおかげで、だいぶ遅れて出発。
 まあ普通に考えて、なんも無しで20円!・・なんてことことはないだろう? 
 素直に笑ってしまいました。

 「櫃石島は、どこで降りたらべんりなんですかね?」と私
「櫃石には、3つバス停があるん

日帰り歩き遍路 2月28日

  28日。 
2月の最終日の日曜日、朝4時過ぎに目が覚めどうしようかと思い、表に出て空を見る。ぱらぱら降ってる。パソコンを立ち上げウェザーニュースを見る。大洲のピンポイント予想は、9時から先ずーっと快晴マーク・・・。
 ・・・行ってみるか・・3か月ぶりだし・・足慣らしに・・
 迷った挙句、ウエザーニュースのピンポイント予想を信じて行く準備にかかる。去年足摺へ行った時これを信じて・・台風の大雨にあったんだけど・・・。まあれは、出発した次の日ではあったんだけど・・・。ちと不安。。

 予讃線の始発特急で、前回の卯之町駅へ向かう。前回はここから逆打ちをしたのだが、今回は順打ちで内子までの予定。足慣らしとはいえ、ゆうに30キロは超える距離である。
 伊予中山駅を通過したあたりから晴れ上がり、卯之町駅に着いた時には快晴で暖かい。絶好の歩き日日より。ただ始発に乗ってきたとはいえ着いたのは9時10分過ぎだから・・・内子まで行くには、結構きつい。

 遍路道は卯之町の街の中を通っており、古い家並みの中を気持ちよく歩ける。町はずれの家の前でおばちゃんのお接待で飴をいただく。
 「あんたらを見るとなあ・・お大師さんが歩いているように見えてなあ・・」
といって、まじまじと下から菅笠の中をのぞくので、顔が赤くなってしまった。


卯之町の街を突き切る遍路道は、国道56号線と平行に走っていて、横目でチラチラと見ながら歩けるので、道を確認する意味では安心感がある。そのうち遍路道は56号と合流して鳥坂峠へ。
  鳥坂峠に差し掛かったのは昼前で、ここで どちらにしようか? と迷う。遍路道は鳥坂トンネルの真上を超える峠越えである。

いったん遍路道へ針路をとり歩き始めたんだけど、腕時計と目の前の山の高さを見て・・・こりゃあ・・・と、引き返して、国道を歩く。
 ・・・ちょっとなあ・・5キロも山道はなあ・・時間が時間だし・・5キロ、1時間というのは?間違いじゃないのか・・といいわけ。

 注意書きがトンネルに入る前までに、いたるところに張ってある。
「歩道せまし!、歩行者に注意!」と。歩道がなくて、白線だけ。それも狭い。

 鳥坂トンネル

 歩道がなく白線だけ。その幅が狭い上、壁から流れ出る水と泥で所々ですべりやすく、とても歩きにくい。日曜日でもそこそこ車の通行量が多く、ダンプなど平気で横をすり抜けていくから、怖い怖い!。
 平日は・・もっと通行量が多いだろうから・・

時間があれば、遍路道を歩くほうがいいかもなあ。鳥坂番所跡もあるというし・・・。
ただ案内板通り、25分で走破できたが・・・。


トンネルを通り抜けるとずっと下りで少し下ったところにパーキングがあり、その休憩所に国道事務所のアンケートノートがあり、その見開きには、「お遍路さんへ」と題して、トンネルの通行に関しての意見を募ってたから、このトンネルを通る歩き遍路はおおいのだろうなあ・・・実際のところは。

 峠を下る道々には、犬のブリダーズをしているところが結構あるみたいで、歩いている私にワンワンと愛想を振りまく声がやかましいくらいに響くので、これだとイノシシが突如・・・なんてことはないだろうから・・多分安心だろう、ここは。
 下りきるあたりで、高速道の大洲北ICの入口と道が重なりややこしく・・・迷って旧56号線に入ったみたいで、それでも少し低い峠を越えると

目の前が 大洲城でした。


 
肱川を渡り、一目散に十夜ヶ橋へ、向かう。ほぼ一直線だけど意外と距離があった。
 十夜ヶ橋は、大洲icの入口道路があるところで見た目、燦然としている。

ここが、今回の歩きのお目当て、弘法大師が野宿した橋である。高速道路の橋の下に肘川の支流にかかる橋があるのだが、上の写真には高速道路の橋しか見えない。左にあるのが番外 永徳寺十夜ヶ橋大師堂である。

  88か所をお遍路する時、金剛杖を持っていくのだが、橋を渡るとき杖をついてはいけないという決まりがある。これは、

 弘法大師が行脚のおり、この辺りで日が暮れてしまい、泊まるところもなく空腹のまま小川に架けた土橋の下で野宿をされたのですが、一夜限りとはいえ夜明けまでの時間が十夜の長さに感じられ「行きなやむ 浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋と思ほゆ」と詠ったことからこの橋を、十夜ヶ橋と呼ぶようになったそうです。



それで、お遍路さんは橋の上を通る時、お大師様を上から突かない、音を立てて眠りを妨げてはいけない、ということから、杖をつかないという決まりができたということで、私も最初お遍路をしだしたときには、よく注意されたので、どんなところなんだろうか?ずっと興味津津でしたが・・・時代とともにコンクリート橋の下に、横になったお大師様のレリーフが安置され・・あまりにきれいに整備されてたので意外な思いでした。
 


遍路の足

 そろそろ暖かくなってきたから、歩き遍路を再開しようか・・・と思ってた矢先、路線バス廃止のニュース。
 伊予鉄バスの久万高原線である。3月末で廃止とのこと。
44番大宝寺辺りへの公共交通機関であるから、結構区切り打ちなどに利用されてたみたいなのだが・・・・。
 88か所 約半分まで周ってきたのだが、公共機関、特に路線バスの廃止が増えていて、区切り打ちをする人にとっては、ますます選択肢がなくなっている。
 まあ、この不便さを克服するのも修行の一端かもしれないが・・・

ひさびさに馬の話

 昨日のJRAのG1 フェブラリーステークスについて一言。

 ダートのG1レースであったのだが、なんとダートのレースに出たことのない馬が5頭、一年以上も前に1回ダートを使ってそれも11着という大きい着をとった馬が1頭。
 案の定、この6頭掲示板にも載らないありさまで・・当たり前といえば当たり前だ。。
 普通の人なら、砂浜走ってみれば、わかるだろう? 芝生の公園を走るのとの違いぐらい。。

 16頭出走して、芝のG1を獲ったり好走したとはいえ、レースを走ったことのない馬が3分の一以上いるんだから、これでG1競争といえるのか?。確かに今までも、ダートを使ったことのない馬がG1に出たこともあるけど、1レースに1頭か2頭で・・・これほど出たのは今までにはないと思う。
 ちったあ、JRAも馬券買う客の身になってそろそろ考えてはどうかねえ・・。こんな興ざめする番組考えてたら、ますます右肩下がりになると思うがなあ。。
 G1に限っては、ダートの場合は前走をダート、芝の場合は前走を芝のレースを使ってなければだめだ。というような条件を付けるべきではないのかねえ。今度だって、この6頭が出走したせいで、ダート専科の馬が6頭出れてないわけだからなあ・・。

 なんぼCM流してもねえ・・これじゃ客離れがすすむだろうなあ。。
 ほんと、昨日のレースは、いままでで最低のくそおもしろくもない G1だった!