1週間ほど前。娘がメガネを作ってくれるというので、ショッピングセンターの中のメガネ屋に連れてってくれたのだが・・・。

 ずいぶん長い間メガネ屋に来たことがなかったので、視力測定の機械も様変わりしていて時の流れを感じたのだが
「長い間このメガネを使っているので・・・」というと、視力測定をしてみましょうといわれ、検査機器の前に座ったものの
「お客様、エラーが出てしまいまして・・・・どちらかの病院へ通われてますか?」と聞かれたので
「ええ、まあ・・・」と答えると
「旨く測れないので、今おかけのメガネを基に測らせていただいてよろしいでしょうか?」というので
「ええ、いいですよ」といってメガネを差し出すと、メガネのレンズの度数を測ってた様で
「では、とりあえずこれをおかけになって・・」と検眼用のメガネを渡され
「これ見えますか?」と検査機器のモニターの中の文字を指示されたのだが
「いえ見えにくいです」と答えると、次から次とモニターの中の文字を変えてって
「ああ、それなら読めます」というと
「申し訳ありません。今おかけになっているメガネですと両眼で0.3か0.4しか見えてないことになりますので、このメガネを基に作ることは当店ではできません。眼科で処方箋をもらっていただければ作ることができますが・・・・」と丁重に断られた。

がっかりはしたものの、やはりもうそのくらいしか実際は見えてないということがわかって納得はした。大学病院で計る視力は、最善の状態でMAXどのくらい見えるか?と言う理論値みたいなものだから、はっきりこう言われると今の自分の状態がわかって・・・まあ良かったというか悪かったというか・・・。

 果たしてこの目はいつまでもつのだろうか・・・?

ここ一カ月

 11月8日に退院してからひと月余り、なんか毎週病院へ行っているような感じで・・・。
実際には、2週間ぐらいの間隔は空いているんだけど、気分的には毎週・・ぐらいのあわただしい感じで、はや12月の中ば。

 退院の翌週、脳外科で今後のことの説明を受け、様子見になった後
「普通の生活を送って大丈夫ですが、あまり無理しないように!。脱水症状には気をつけること」といわれたものの、どう過ごしてよいやらわからず、毎日ぷらぷら。

 12月にはいって先週 定期診察。
血液内科、腎臓内科、眼科 とはしご。
 腎臓内科の先生
「え~、結局手術しなかったの?」
「ええ、腎臓の数値を考えると・・と、おっしゃって」というと
「まあ・・・、できないほど悪いという数値じゃないけどねえ。まあ・・・自覚症状もないから・・あえて・・ということかもしれないね。検査は続けていくということでしょう?」ということで、こちらの方は、3カ月後の診察となった。
その足で、血液内科
「脳外科の今後の予定は?」と聞かれたの、カクガクシカジカと説明する。
「まあねえ、自覚症状もないことだし、手術して万一透析にでもなったら、後後たいへんだからねえ・・避けられるリスクは避けた方がいいからね」
 ということで、いろいろ話をして帰ってきた。

 眼科の方は、相も変わらず現状維持。
「白内障もだいぶ進んでるから、今の状態を旨く維持できれば・・」
と注意というかアドバイスというか気休めをうけ退室。

この日は6日(木)だったんだけど、血液内科の待合室でばったりGさんに会う。
ほぼ1年ぶり。お互い元気だったことを喜び合う。
Gさんは、私より3カ月前に移植した病棟で最も古くからの闘病仲間。
Gさんは今年から2カ月に1回の診察になり来年からは3カ月に1回の診察になるそうで、うれしそうで
「来年また、元気で会えたらいいなあ」と言って別れた

今週、脳外科
「どうですか?調子は?自覚症状はない?」
「ええ、まあ」
「検査を続けながら様子を見ていきましょう。2月にMRI、頸動脈エコーしましょう」
と言われる
帰りがけ
「ろれつと右手の動きに異常を感じたら、すぐ連絡してください」
と言われて帰ってきた。

さすがに大学病院へ行く回数が増えてくると、少し嫌になってくる。。

来年は、回数減らしたいなあ。。

結局・・・・

 11月8日(木)に予定通り、検査入院を終えて帰ってきた。
帰る日に、血液内科、腎臓内科、眼科とはしごで定期診察も兼ねて診察してもらって帰ってきた。
 脳外科の方は、今後どうするのかというのを含めて、14日(水)の外来で話をするということになり、この14日(水)に珍しくかみさんとともに行ってきた。

 結論は、様子見。
腎臓があまり良くないので、自覚症状もないことだし思ったより血流の流れも悪くないので、あえて手術をするリスクをとる必要が、差し迫ってない、とのことで定期的に様子を見ると言うことになった。
 とはいえ左の首のところの血管はすごく細くなっているので、詰まるかも知れないとのことで・・・・ただ、詰まってもそのままで行けるかもしれない・・という微妙なちょっと不思議な話でした。

 『いつこのようになったかもしれないけど、今のこの細さで自覚症状もなく現在まで普通に生活しているのだから、その血管が詰まっても他(どこかわからないけど)からの補てんでやっていけるのではないか・・』といわれたように私とかみさんは都合のよいように解釈したのですが・・・。
 医師の話では、詰まっても普通に影響なく生活している人が多々おられるそうで・・・。
 ただ、本当に詰まったら、どちらに転ぶかは予測できない・・とのことで・・

とはいえ、今後は十分注意観察が必要とのことで、コレステロール値も下げておく必要があるということで、薬を処方してもらった。

 結局、クレアチニンも2.1まで悪くなっているので・・・・あぶない橋は、できるだけ渡らないことにしよう・・ということなんだろう。。たぶん。。

昨日、検査入院

昨日の昼前、小雨交じりの雨の中、高速バスで1人病院入り。
病棟入りしてすぐ昼食もとらず、両足のMRI検査という慌ただしさ。その後、脳の血流検査。
これがねえ、一時間ぐらいかかるというので、紙おむつを穿かされる。アイソトープを使ってのRI検査で、使う造影剤が強い利尿作用があるとかで、過去に我慢しきれずに、お漏らしをしてしまった患者さんがいて、検査がダメになったことがあったことから、検査する全員に履いてもらってるそうで???。
幸いわたしは、その中にすることはありませんでしたが、左手は静脈から、右手は動脈から薬を入れるのですが、この動脈からのときがイタイ!!

散々「痛いからね、痛いからね、我慢してね!」と言いながらするから、身構えてるこちらは、とても痛く感じて閉口。

その後、心エコーと午後からだったとはいえ、そこそこ検査をこなした感じの一日でした。

夕食の後、一階の売店で暇をつぶして上がってきて隣の病室の前を通りすぎようとしたとこる、聞き覚えのある声に、ムーンウォークばりに後ろ歩きで、部屋をのぞいたところ、看護師と目が合う。
向こうも気づいて
「やっぱり、後で行く!」
と笑って手を振ってくれた。
一年近く聞いた声、ましてや生死をさまよってたときに、ずっときいてた天使の声は、忘れようたって忘れられません。そう、それは移植した時に、ずっとお世話にになった、飛びっきりの美人看護師さんでした。
縁なんですねえ、八年後また再びこの脳外科で、お世話になるとはねえ。

今朝、ベッドで彼女に八年振りに採血してもらいました。懐かしさと感謝で涙が出てきました。