おかしな話かもしれないけど・・

眼の見えにくさ・・・というか・・視力の衰えのほうが、リンパ腫より 心配で怖くなるときが 最近 多くなった。
おかしな話かもしれないけど リンパ腫のほうは 何度も覚悟したから 最近は ケセラセラという心境の方が強く 生きるだけ生きさせてもらえばいいや・・という思いのほうが強いのだけど、視力の衰えに関しては 暗澹たる想いになる。
移植前の入院中も移植後も、周りの人が
「これ いいから・・・」と勧めてくれたり、いただいたりした健康食品などが あるのだけど、まったく関心もなく 飲む気にも 食す気にもならなかったのだけど、先日 知人にいただいた 眼にいいといわれる ブルーベリーのエキスは ふと思い出したように飲んでいる。
毎日飲まないと効果がないらしいのだけど、少し心配になったときに あわてて思い出したように飲んでいる。
 時として かんだりしたりすると お歯黒よろしく歯の周りがまっ紫になり
 「がははは、・・・渋い顔・・」
とかみさんに笑われているのだけど・・
 視力の衰えからくる不安からは 開放される。。
 リンパ腫の再再発と視力が落ちてしまうのと どちらが先に来るのか・・なあ

闘病中・・・

 癌の闘病中に 笑顔を作れるか?・・という 単純で素朴な命題がある。
 私などは 懐が浅いから、人前でもなかなか笑顔を作れず・・自分でも 周囲の人に 悪いなあ・・と思うことが多々ある。
 女優の塩沢ときさんが 胃がんで亡くなられたそうだ。
テレビで拝見する限りでは、到底 何度も再発癌と闘ってるようには見えない 明るく面白い人だったなあ という印象が強いのだけど・・
 かみさんにそのことを言うと
「知らなかったの? 彼女は何回も闘ってるのよ・・。あんたも もし再再発しても・・・」
 そう・・ 私も 再再発しても 彼女のように めげずに闘って 78歳まで 生きたいものです。
 それも人前では せめて明るく・・・
 ご冥福をお祈りします。。

なにがなんだか・・・

なにがなんだか 原因がつかめぬまま、朝 定期診察のため 病院へ行く準備を始めた。ところが 診察券が見当たらず ばたばた して探しまわるうち、ふと 予約表に目をやると・・・・・
 なんと 来週ではないか・・
 どうも パニクりも きわまれり で
「向こうへ 行って 気がつけば よかったのに・・・」
 と チラリ 皮肉をかみさん。。
 しかし 行く気になってた 本人にすれば 気が抜けてしまって・・
ならば ついでに眼科に・・・
 「どうでしたか?主治医の見方は・・?」
 と 若い眼科医。
 先月 この若い眼科医の 症状報告を持って大学病院へ行ったんだけど
「数値は異常ないし、再発が目にでる種類のリンパ腫とは 違うんだけどなあ・・。びまん性で 出たという話は あまりきかないけどねえ・・・。
 体質が 前に戻ってきてるんじゃあないのかなあ・・・」
 という主治医の見解だったので それを伝える。
 だいぶ納得しかねる表情だったけれども
「また、妙に変化があれば、症状報告書きますから・・・」
 と 残念そうな顔でいった。
 
 気持ちはわかるんだけど・・・
 私も・・
 「今の リンデロンなくなったら フルメトロンに変えましょう・・・」
 という訳で 薬をもらって帰ってくる。
 帰ってきて あちこち ああでもない、こうでもない とパソコンをいじってるうちに ふと! 思いつく。。
・・・・ まさか と思ってたことが・・・
 なんというか・・
 cpuを 以前使ってた クロックの遅いものにかえると、動き出した。。
 全然、まったくといっていいほど 遅いけど・・
 明日、パーツを買いに行ってこよう。。
 それが 正解ならば 完全復帰するかもしれない。。
 丸2日かかった・・・・・・

市川 団十郎

昨夜、フジテレビ系で団十郎さんの闘病ドキュメントを放映してたので、見ていた。
 こういう番組を見るたびに、自分の治療経過をオーバーラップさせるのだけど・・以前と違って、だいぶ時間が経過したせいか 冷静に見れるようになった。
 「ああ、こういう様にして 幹細胞 とったなあ・」と・・・
 治療中のあの顔色は みんなよく似ている・・んだね。。
 近頃 少しずつ 当時の記憶が薄らいでたかのように感じてたけど、よく似た映像を見ると鮮烈にまざまざと記憶がよみがえってくるから・・記憶と言うのは なんとも不思議なものだ。。
 団十郎さんは 虎ノ門 だったんだなあ。。
 

久しぶりに

Gさんに会う。
昨日が 定期診察の日で、目の調子が少し戻ったので、車で出かけていく。
前日、眼科の若い医者が、担当医宛に目の状態を書いてくれたので、それを持っていく。
 出掛けに、急な仕事が入り こなして出てので、いつもより相当遅れて 病院に着く。急いで血液検査をして、待合室に いく。すると そこで ばったり、Gさんに会う・・。びっくり。
 「元気?」と再会を 喜ぶ。
 多少 Gさんは 痩せたように見えた。
 前回 ここで あったとき以来・・ 去年の2月あたりだったと思うんだけどなあ・・と 話す
 はや 1年余りにもなるんだなあ・・・と・・しばし 四方山話にふける。
 Gさんは やはり血族間移植の副作用に 悩まされていて・・いまだに薬を飲んでおり、つい先月も 体調を崩し 入院寸前まで 行ったそうで・・
「あんたは いいわい・・ 薬のまんで いいから・・」
 とうらやましそうに 言われた。
 結局 話は 当時の闘病中、病棟にいた人の消息の話ばかりになり・・・
 お互い生き残ってるのは
 「本当に もうけもの だねえ・・・ いつどうなるかもわからんけど、これだけ 生き延びれたんだから・・・」
 と・・・
 Gさんは 娘さんと来ていて、当時一番下の娘さんの話になり
 「あれから 4年 今年 やっと高校卒業してくれて・・あの時中学だったから・・・ほっと した・・ 」
 と 娘さんと顔を見合わせていた。
 そういう私のほうも、やっと娘が 今年の春 大学出てくれたから 同じような心境で・・ 親としては ここまでは 生き延びたかった。のは 偽らざる心境かなあ・・
 「また 元気で会いましょう・・移植組としては・・できるだけ長く 生き延びよう。。」
 と 再会を約束して 別れる。
 で 診察のほうはというと
「リンパ腫で ぶどう膜炎を併発すのは あまりきかないなあ・・」
と 眼科医がしたためた手紙を読みながら
 「単一のものと考えていいのじゃない? 目薬でおさまっているのなら・・ まあ 経過みてみたら・・」
 「この間検査したばかりだしなあ・・」
  と
 で 尿酸値がまたあがってるので
 「薬 また増やしとこうか・・・」
 ということで あっさり 帰ってくる。
★ 血液検査の結果
 白血球 9000 HGB 13.6 PLT 35.3
 CRE 1.3 BUN 19 UA 9.0