4.5日前から、朝晩の冷え込みが少しずつ感じられるようになり、それにつれ 手足の血行も急に悪くなりはじめた。
例年のこととはいえ、この季節を迎えると気が重くなる。
すでに 手先の感覚は少し落ちてるので、ハエの如く両手を こすり合わせ、暖めながら仕事をしている。
一昨日も、少し冷えを感じはじめたので、昼間 陽だまりを探して ふくと あちこち散歩した。もうどんぐりも 落ちてしまって 近くの小さな神社へ行くと 秋の深まりを感じるほど 落ち葉が積もっていた。
あれだけ 暑かったのに・・・・寒くなるのは早いなあ・・などと これから先の手足の感覚のわずらわしさを思いながら 帰ってくると 一通の葉書が届いていた。
9月の定期診察に 行った時に、お見舞いに寄った患者さんの 奥さんからだった。
・・あれから 程なくして 亡くなられた・・・ということだった。
私より、ほぼ半年遅れで入院され、闘病生活を送ってこられたから 4年あまり・・ よく頑張って 闘病されたと思う。
ご冥福をお祈りしたい。。
あの時 会えてよかった・・・というより 会っておいて良かったと、葉書を読みながら思った。
隣同士のベッドで・・とか、同じ病棟で・・闘病していた方の訃報を知るたび、頭の中をめまぐるしく彼らの姿が 駆け巡り 居たたまれない気持ちになる・・。
「経過観察日記」カテゴリーアーカイブ
うんざり・・・
毎日毎日、うんざりするニュースで・・・
偽装という言葉を聴いても、「ええっ!」と声を上げるほど驚かなくなるほど、偽装だらけの世の中になってしまった・・・
薬害肝炎の薬にしろ、偽装だから・・いまや 「衣食住」が
『医・食・住』
と 呼称を変えたほうがいいくらいの不様さ・・
結局、すべて 患者、消費者が受動態で、提供している方がすべて能動態だから、やりっぱなしの世界だというのを まざまざと感じてしまう。
自分が こういうような病気になって 初めて 受動態である立場の不安疎を 痛切に感じてしまうから、なおさら 今の世の中の 能動態基本主義には 憤りを感じてしまう。
薬にしろ、食品にしろ、建築関連しろ、 もっと情報開示をするべきであろう。誰しもが この薬とか 食品の情報を 閲覧できるような体制を作るべきであろう。
今でも 病院や調剤薬局でもらう 薬の説明には 効能は書いてても 副作用は記載されていないし、成分もかかれてはいない。
もらってきて、自分で検索するしか無いわけで、それとて その情報が偏っていれば意味が無い。
使うほうは 誰しも良くなりたいから 使うわけで・・・
そろそろ、根本的な情報開示の方法なり、システムのあり方を検討してもらいたいと思うなあ。
だましの世の中には なってほしくないね、
眼
朝降ってた雨もあがり、少し空も明るくなったので、目医者に出かけてゆく。ところが、戸口を出て20歩ほど歩いたところで、雲行きが一転、ぱらぱらと雨が落ちてきた。
どうしようか・・・戻ろうか?と思ったものの、
『ええい、すぐそこだから・・大丈夫だろう・・』
と、たかくくって 走り出したんだけど・・・
思惑とは 裏腹に・・着いたときは、ずぶぬれ・・。
今日は、ついてないかもなあ・・・と思いつつ眼科へ。。
今月から、新しい眼科医が着任していた・・・
医者が 替わるのは、患者としては あまり歓迎できないのだけれど・・こういう組織のところは、言っても仕方が無いからなあ。。
ということで、診察を受けて帰ってくる。
雨、上がるかなあ・・・
定期診察
少し肌寒く感じるようになった朝陽の中を、トコトコ 車を走らせ病院へ。
今日は少し早めにでたので、ゆっくり道草で ちょいと寄り道、温泉へ。。
やはり、秋口に入り、このぐらいの気温になると、温泉の湯の温かさは気持ちいい・・夏の あのけだるい暑さの中で、汗をダラダラ出しながら入るよりずっといい。。あたりまえか・・。
ひとっ風呂浴びて、意気揚々と・・2Fの血液検査へ。
「ゲッ」と 驚くほど多い。。久しぶりの混雑。
季節の変わり目は、患者さんも多いのかもしれない・・などと、ぼんやり考えていたら、私を呼ぶ声。
移植前、病棟で一緒だった患者さん。
いろいろ、近況やら病気の経過などの話をしているうち、悪い状態のときの話になり、彼が言うには
「目茶目茶 悪うてしんどいし、意識もあるのやらどうやら わからん時、それも夢かどうかわからん時になあ・・・そのぼやーとした中でな、すーっとせむし男みたいな男、・・あれは せむし男やな、それが出てきて・・・、そのせむし男がやな、 窓から 俺の方をじーっとみとんのや・・。それでな、こりゃあ まともに見たら 連れて行かれるかもしれん思うて・・必死で、見んようにしたら・・気がついた・・。」
「・・」
「それで、そのあと、友達にこの話したら 『そりゃあ・・おまえ、お迎えだったんだぜ、それ・・行かんでよかったなあ・』と 言いよつたけど、あれは、そうなんだろうなあ・・と 今でも時々思うよ」
と、そのときの様子を まじまじと話してくれたのであるが、かく言う私も
無菌室で 七転八到して『もうだめか・・・』と苦しんでいたとき、似たような経験があり・・・その話をした。。
私の場合、せむし男ではなく 中世(?)かなんかの 黒塗りの馬車で黒い帽子をかぶった御者が、私の顔を見ながら 前を行ったり来たりしていて・・それを意識して見ないようにしていたら・・我に返った・・・というものなんだけど・・・
以前から こういう似たような話は、いろいろな人から、よく聞くのだけれど、死線をさまようと無意識にそういう境地に入るのかもしれない・・
「せむし男に御者だと仏蘭西ぽいですねえ・・お互いそれが日本人じゃなくて 良かったのかもしれないなあ・・」
と 私。でも 不可思議な話だけど・・・顔を見た記憶はない・・
▲ 今日の血液検査
白血球 8100 HGB 13.8 PLT 23.3
CRE 1.4 UA 8.8 CRP 0.21 SIL-2R 1274
「1274で 高いけど 前とあまり変わってないから・・・」
という 担当医のお言葉でした。
でも 気にならないといったら、うそになるけど・・。
『・・・風呂で 長湯しすぎたか・・?』・・・と思いつつも関係ないか・・
珍しく家ノ前で
土曜日から、秋祭りで・・・
少し前から、気温が下がったせいか、祭りらしくなり、太鼓台のかきても、今年は 少し楽かもしれない。
珍しく 家ノ前で 太鼓台の鉢合わせがあり、あわててデジカメで撮ったんだけど、後で気がついたら、古いデジなので 写りもイマイチ 音声入力が無い・・・
残念・・。携帯の方がましだったかもと 思いつつ・・
>新薬承認が 早まるとか・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071014-00000000-mai-pol
<舛添厚労相>新薬承認早め1年半に短縮する方針
10月14日1時38分配信 毎日新聞
舛添要一厚生労働相は13日、全国障害者スポーツ大会出席のため訪れた秋田市内で記者団に対し「あらゆる新薬について承認期間を早めたい。5カ年計画で1年半にする」と述べ、新薬の承認までにかかる期間を、2011年度までに現在の4年から1年半に大幅に短縮する方針を明らかにした。このため、審査官を3年以内に400人に倍増する。
厚労省などは今年4月、新薬が市場に出るまでの期間を2年半短縮することなどを盛り込んだ5カ年戦略を策定。政府の骨太方針2007にも同戦略の推進が盛り込まれた。
最終更新:10月14日10時35分
私のような闘病者にとって、一番不安なのは 再発なり、再再発することで、もしそうなったら どうなるんだろう?という思いは 常に頭からはなれることは無い。当然再治療とと言う選択しかないのだけれど、がんの治療は、同じことをやっても効果は無いので、新しい治療法なり、違う薬に頼るようになるわけで、その薬の選択肢が これにより広がるということは、 爆弾を抱えて闘病している者にとっては 朗報である。
兎に角 こういうことは 確実な実行力を伴って速やかにしてほしいと願う。