定期診察とPET/CT検査

恒例の月一定期診察と、今日は はじめてのPET/CT検査。
巷間話題沸騰のPETをするというので、ちょっと不安もあり期待もあるという摩訶不思議な心境で、朝早く家を出る。
 昨日かみさんに
「あんた おいなりさんに商売繁盛でいったんと違うんかいな?PET検査のためにいったん?あほかいな、しょうもな・・・・」
 と呆れ果てられてしまいました・・
 PETは ふろ・・あかんのかいな?注意書きに書いてなかったしなあ・・運動とかウォーキングはいかんと書いてたけど・・・とすこし不安になったけど・・まあいいか・・と例の如く 寄り道して温泉へ。
 いつもどおり血液検査して 診察
 がんセンターへ持っていく書類の説明を担当医に受ける。
「先生、体重。。これ 60KGになってますけど・・・」
書類に目を通して 初めに目についたのがこれ
「ん?あっそれ、入院してる時の数字書いただけだから・・今何キロ?」
「55KG弱」
 まあ 向こうで計るからどうでもいいことだけど・
55KGまで戻ってるなあ・・・そういやあ・・
いみじくも知人がこういったのを思い出した。
「あんたとGさんぐらいだよ、入院して太ったの・・」
あの時 60キロもあったんだねえ・・・
血液検査の数字を見るかぎり安定しているみたいで
「先生、またCRE1.3ですねえ」
「その値で あんていしてきたのかもしれないなあ」と担当医
 移植直前が 1.2だから これで安定してくれると 上々か?
「PETで 移植前からあるリンパ節の腫れが、活動しているかどうか?抜け殻なのか休止しているかどうか、たぶんわかると思うんでね・・」
「つまりリンパ腫が死んでいるのか?死んだふりしてるか?わかる ということですか?」と私。
「そうだねえ・・」とニヤリとしながら担当医
「結果はこっちに来るから、電話しますよ」
ということで 診察室を出る。
▲今日の血液検査
白血球 7000 HGB 13.3 PLT 20.6
CRE 1.3 BUN 18 UA 8.2
☆ 四国がんセンターへは 大学病院から車で10分ぐらい。
がんセンターがこちらに移転して、訪れるのは初めて。
飯食ったらダメということで、そのまま直行したら、12時過ぎについてしまった。検査予約は2時半からだから・・大分間がある。
建物は 新しいから奇麗なのは言うまでもない。ロビーは病院とは思えないつくりで、コンビニのファミリーマートが入ってるのには驚いた・・・
 そのうち、あちこちの病院も こうなるんだろうな・・と、あまりいい気はしなかったけど。
 私などは昔人間なのか、あのエーテルの匂いのするざわついた雰囲気のほうが 病院らしく感じる。
 早いけれども 受付をすまして、PET/CT室へ
PET/CT室の受付で、ずたぶくろのようなトートバックとお茶のペットボトルを渡される。
これがなんと 伊右衛門 なんだよなあ・・・がんセンターと伊右衛門 ミスマッチだよなあ
で 更衣室に案内され看護婦に PETの撮影のプロセスの説明を受ける。
面白いのが トイレの説明でね。
 「放射性物質が飛び散りますから、座ってしてくださいね」
と真顔で言うからね・こういうときは ニタリと笑ってくれるといいんだけどねえ。
 で F-FDGという疑似ぶどう糖を注射してもらう。
 少しふくよかな看護師のおばちゃんがピチピチのゴム手ぶくろをして点滴用の針を刺す
「点滴でするんですか?」
「××さんは、造影剤いれないから、点滴じゃないですから」
「じゃ、これなに?」と目で点滴用の針をさしながら私。
 管をつなぎなら おばちゃん
「最初に生食20ml行って次に薬、そんで洗い流すために生食が入るの。この機械でやってるのよ。私らがするより正確なのよ・・・」
と横の機械をさしながら説明してくれる。
 やっぱり F-FDGが入るときは冷たく感じるね。。
注射の後 安静室にはいる。ここで1時間ほど安静にしていなければいけない。看護師が言うには
「本を読んでも 人としゃべってもいけない」
・・・人としゃべると言ったってねえ・・誰としゃべるのよ・こんな仕切られたところで・・・看護婦のお姉ちゃんとしゃべるわけにはいかないだろうしねえ・・・
 安静室は6つに区切られてて、その中にリクライニングシートがあって そこで1時間ねてろ ということなのだが・・・
 それと一緒に造影剤入りのペットボトルを1本その間に飲んでくれ と言われる。それが 伊右衛門 なのだ
 で1時間後 PET/CT室に入る前に おしっこを強要される。座って・・・
PET/CTは 15分ぐらいで終わる。変な格好をさせられる
 で終わった後 回復室といわれる部屋で 15分ほど休憩して お開き。
 結果は どうなんだろう・・・・・

PET検査が・・

がんセンターでの PET検査が近づいてきたからか、微妙な不安感もあり、ココのところ代参だのみで ずっと行ってなかったので、伏見稲荷に行ってきた。
当然 帰りは淀へ寄り道。
 京都競馬場へは、久しぶりで・・・デルタブルースで菊花賞をとって以来。。あの時は 移植後退院してすぐで、競馬見たさに 行ったという とんでもない家族泣かせで・・・・
 久しぶりに来たら京阪の駅が工事中で 競馬場の門の前で降りれるようになっていた。まだ 乗り場は別だけど・・完成したら便利になるなあ・・
 しかし、もう競馬場に来ることは無いかもしれないと愕然としてしまった。目の悪さ・・・もう これはどうしようも無いのかと・・リンパ腫より深刻さは増していることを感じてしまった。
 パドックの馬名も馬体重の増減の文字がはっきりと見えなくなってる。あの大きな電光掲示板の・・・文字が。。もう完全にぼけて 輪郭すらわからない・・
 あの大好きだった馬の目もはっきりしない。。
ゴール番前で見えてた馬のゼッケンなど到底見えるはずも無く・・・
 帰りの長い長い駅の道を暗澹たる思いで歩いたんだけど・・・
ドリームシグナル
ドリームシグナル このメンバーだと 勝って当たり前か。。
 

あたたかい・・・・

ということは、私にとっては 過ごしやすい冬といえる・・・
21世紀末の日本、平均気温は最大4・7度上昇

日本の今世紀末の平均気温は、20世紀末に比べ最大4・7度上昇するとの試算を、環境省がまとめた。
 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書にも使われた計算モデルを日本に当てはめた。温暖化による被害防止策の検討の基礎にする。
 試算は、8日開かれた地球温暖化影響・適応研究委員会で公表された。気温の上昇幅は、二酸化炭素など温室効果ガスを出す経済活動に左右されるため、エネルギー多消費型、化石・自然エネルギーバランス型、環境保全型の3つのシナリオを想定した。2070~99年の平均気温は1961~90年と比べ、最も二酸化炭素の排出量の少ない環境保全型でも1・3度上昇、エネルギー多消費型だと最大で4・7度上昇する。高緯度地域ほど、気温の上昇幅は大きく、北海道では最大5・8度上昇すると予測された。

 まあ 今世紀末だから、私の病気の如何にかかわらず 生きてはいないだろうから・・この記事に一喜一憂するのも・なんなんだけど。。
 確かに、体感温度は上がっている・・
「去年も 11月末から12月頭ぐらいまでが、一番寒かったよなあ・・」
と年末 かみさんに話したのだが、ことしもどうやらその態か・・
とにかく 暖かいと手の調子がいいので 私としては 大満足なのだが・・
 明日から 寒くなるそうだというけど。。

裁判所

裁判所の裁判官は、どんな人がなってるんだろうか?
最近、首をかしげたくなるような気になることがしばしばである。
福岡3児死亡事故:今林被告に懲役7年6月 地裁判決

福岡市東区の「海の中道大橋」で06年8月にあった3児死亡事故で、1~4歳の幼児3人を死亡させたなどとして危険運転致死傷と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた元市職員、今林大(ふとし)被告(23)に対し、福岡地裁は8日、懲役7年6月(求刑・懲役25年)を言い渡した。危険運転致死傷罪(最高刑懲役20年)の成立を認めず、予備的訴因の業務上過失致死傷罪(同5年)と酒気帯び運転を適用した上でひき逃げと併合した法定上限とした。
 川口宰護(しょうご)裁判長は「酒酔いの程度が相当大きかったとは認定できず、飲酒の影響で正常な運転困難だったとは認められない」と述べ、直接の原因を脇見による前方不注視とした。法務省によると、危険運転致死傷罪の成立を否定し、業務上過失致死傷罪を適用した1審の司法判断は異例。検察側は不服として控訴する方針。
 川口裁判長は危険運転致死傷罪の成否について、脇見運転だったとする今林被告の供述の信用性を認め「酒に酔った状態だったのは明らかだが、事故前に蛇行運転や居眠り、衝突事故などはなかった。水の持参を頼んだ言動などから、判断能力を失ってはいなかった」と認定。その上で量刑を「飲酒での高速走行は危険極まりなく悪質で、今回のような重大事故を起こすべくして起こした。厳しい非難を免れず刑事責任は誠に重大。法定刑の上限をもって臨むのが相当」と述べた。
 また事故の48分後の飲酒検知結果について「警察官が酒気帯び状態と判断した事情に照らすと、高度に深酔いしていたとは言えない」として検察側主張を退けた。一方「相手車両が居眠り運転をしていた」との弁護側主張も否定した。
 事故直前の飲酒が、今林被告の運転に及ぼした影響が最大の争点。検察側は、ビール350ミリリットル、焼酎540ミリリットルなどを自宅と飲食店で飲んでいたことや、飲食店での言動などの状況証拠から「相当の深酔い状態で、極めて危険かつ異常な運転をした。法が許す限りの最高刑で臨むほかない」と危険運転致死傷罪などでの法定上限を求刑した。
 弁護人は、事故の48分後の飲酒検知の数値が呼気1リットル当たり0.25ミリグラムで、警察官が酒気帯びと認定した点を強調。「微酔程度で、運転困難ではなかった」と反論し、業務上過失致死傷罪の適用を主張、執行猶予を求めていた。
 地裁は昨年12月、予備的訴因として業務上過失致死傷罪と道交法違反(酒気帯び運転)を追加するよう福岡地検に命令。地検は訴因変更を請求していた。判決前に川口裁判長はこの請求を受け付け改めて結審。判決を言い渡した。【石川淳一】

 そういう判決が出るだろうと事前に いろいろなところでアナウンスされてたから、こういう判決が出ても不思議はないのだけれど、私などはいささか?と思うところがある。
 法律論も重要であろうが・・・酒を飲むというのは 快楽の追及、はたまた快楽への逃避であろう。。
 それで、事故を起こして 3人の幼い命を奪ってしまう。
 
 それなのに法律論だけで 判決が出てしまうのか?
 裁判官とは なんぞや?
 肝炎訴訟にしろ、山口光事件にしろ、私のような庶民には 理解しがたいご時世なのか・・・・