いつのまにか58歳になってました。
誕生日というのは、病気を抱えていると一つの目標でもあり近づくのを心待ちとはいかないものの、ずいぶん意識して生活している。しかしまじかになるとどういうわけかコロッと忘れてしまうことが多く、過ぎ去ってしまって・・ああ、誕生日だったんだ・・と気がつくことが多い。不思議なものです。。
先日も、病院で会った同じような病気で闘病している知人と誕生日の話になって
「△△さん、もう60になったんですか?」と聞いたら
「あとひと月・・」とニヤリ。
「いいですねえ、もう少しですね・・・はや、そんな歳になられましたか・・」と私
「年金もらいだすまでは、生きとかんとなあ・・・1回でももらわんと・・ねえ」と△△さんは力強くいった。
確かに、私もそう思っている。50代で大病した人の大半はそう思って闘病しているだろう・・。
私は、あと2年あるが・・・・来年の夏には、最初のリンパ腫を発症して10年になる・・。
投稿者「蹄鉄」のアーカイブ
戦友
昨日、定期診察。少し涼しくなったから病院通いも気分的に楽。
お決まりの血液検査後、診察。
大きく変動した項目もなく、
「そろそろ、歩きに出てもいいでしょうか?」と聞いてみる。
「適度な運動も必要だからねえ・・・・・。でも、程度を考えて・・・ね。」と担当医は苦笑い。なんてことを話していたら、データをもらって帰ってくるのを忘れてしまった。
・・・まあまあの時は、得てしてこんなもん・・・・
診察を終え、ここでの闘病中以来の知人と話していたら、○○さんと声をかけられた。声の方を見ると、なんとGさんである。
「Gさん、ひさしぶり!」と自分でも思ってもないほどの大声が出た
「元気?」「元気そうやなあ」とお互いニコニコ顔で再会を喜んだ。
Gさんとは、4年近く会ってなくて・・お互い風の便りでは元気だ!という話を耳にするも、実際長い間あってなかったから、現実に会ったら途端に嬉しくなってしまった。
Gさんと私は、ほぼ1年近く同じ病棟で、時には隣のベッド同士で幹細胞移植に向けて、励ましあって闘病してきた仲である。幸いにもお互い成功してここまで生き抜いてきている。顔を見ると何とも言えない嬉しい感情がこみあげてくる。
「○○さん、残っているのは僕と○○さんぐらいみたいですよ・・・」とGさんも嬉しそうに言う。当時移植して生き抜いている人は、数少ないと私も風のうわさに、聞いている。
彼は、予約している骨髄穿刺まで、あまり時間がないから、と次の再会を約束して行ってしまった。立ち去る前に、写真を撮る。
「写真は、無菌室にいるときに○○さんに撮ってもらって以来だなあ・・・」とGさんは笑いながら言った。
お互い移植後実際6年経過したんだねえ・・嬉しい限り。。
Gさんについてはこちら⇒ 病棟のお友達
世界リンパ腫啓発デー
今日 9月15日は、「世界リンパ腫啓発デー」らしい・・・
そんな日があるとは、全然知りませんでした・・・白血病から比べれば、世間一般の認識度が著しく低いリンパ腫なので、あまりそういうことに気をとめてなかったのですが・・・ひょんなことから、今日がそういう日だと知りました。
大阪がん医療の向上をめざす会 のホームページのイベントのところに この告知があり驚いた次第。詳細はこちら http://www.mezasukai.info/event/4205.html。
リンパ腫連合( Lymphoma Coalition 本部:カナダ)HPの世界リンパ腫啓発デーのページはhttp://www.lymphomacoalition.org/world-lymphoma-awareness-day
このページよると 今日で発足して7回目になるとか・・・
国際的な組織があったとは、勉強不足でした・・・
この暑さは・・
昨日、陽が落ちて間もないころ、料理屋のおっさんが久しぶりに店に来た。
「わしは、昔からクーラーがきらいでな、寝るときはクーラーがない部屋でずーと寝とったんやけどな・・、さすがに盆前から我慢できんようになってな・・・、クーラーのあるところでねるようにしたんやけど・・・・寝られるには寝られるんやけど・・店終わってもクーラーやろ?体調悪ーてな・・・」と言う。顔を見るとちょっとやせてるように見える。
「なあ、いつまで続くンやろな?この暑さ・・・体はエライんやけど・・うなぎがまだでよるし・・・この週末にまた、四万十までいこかと思いよんやけど・・走っていくのもしんどいわ・・」とめずらしく弱音を吐いて帰って行った。
ことしは、ずいぶんやせた人を見る。みんなクーラーで体調を崩しているとは思わないけど・・ガス屋のおっさんも、先日来た同級生も・・指折り数えたら十指にはあまる・・この暑さがが終わった後、みんなガックリこなければよいが・・・
まあ、他人の事は言えんけどねえ・・かくいう私も、クーラー漬の毎日だから・・
目
目薬が、なくなって来たので朝早く眼科へ行く。
ここ十数年同じ眼科に通っているけど、朝早く行くなんてことは今までなかった。なにしろ歩いて5分とかからないところにあるから、いつもゆっくり行ってたのだけど、今年の4月から診療体制が変わって、週3日それも午前か午後のいずれかになってしまったから、混むわ、混むわで遅く行った日には何と4時間余りもかかる始末で・・・。
大学病院の定期診察ですら、往復を含めて4時間ぐらいだから、これはとても長く感じるし、診察時間も5分足らずだから、どっちが大学病院?と思うぐらい。先日など患者が多いから定時より受付時間を短縮する有様で、行ったら今日は終わりましたと断られたこともあったので、今日は朝早く出かけて行った。といっても9時半ばであるが・・・。
すると予想に反して、患者が少ない。まばら・・・。以前の眼科に戻ったようにパラパラと座っているだけ。。ちょっとわが目を疑い首をかしげながら、診察室のドアの横の診察表を見に行く。別に変更もなければ診察日が増えたことにもなってない。大いに肩透かしを食った感じがしたが、以前のように30分ほどで診察時間を終え帰って来た。
カウンターで知り合いの事務員に
「今日はすいてたねえ!」というと、ちょっとかんがえながら
「夏休みも終わったからじゃ、ないのですかね」と言ったのであるが・・・。
来月また患者がいっぱいに増えてるかもしれないけど、あんな状態がずっと続いて・・・あれだけ混んでしまうと普通の患者は、手近な街の目医者に行くかもしれないし・・・私もリンパ腫とサルコイドーシスという病気を抱えてなければ、間違いなく街の眼医者に行くだろうね、多分。
結局、へき地に来る医者がいないからこうなってるんだけど・・一応準公立だからねえ・・ちっとは政府もここらあたり考えて医療行政やってほしいよなあ・・都会に住んでたって田舎に住んでたって同じ人間だからなあ。。
現在使っている薬 :フルメトロン01% チモプトール0.5% ミドリンP