歩き遍路 秋編 その2

 10月15日、当地は秋祭の最終日でしたが、歩き遍路に行った。といっても、ショートショートな歩き。連続で行くのは、ちょっと気がひけたので、体力的に。。それでも気温が少し下がり絶好の歩き日和だったので、急きょ知人を誘って歩くことにした。

コースは、前回打ち終わりの観音寺駅から、68番神恵院69番観音寺70番本山寺を参りみの駅までの17.8キロ。
距離が短いので朝ゆっくりめで、家を出て観音寺駅へ。おりしもこの日は、観音寺も秋祭りの初日で駅前には太鼓台。賑やかな太鼓に送られて観音寺駅を8時半過ぎにスタート。街中を抜け琴弾公園の八幡神社の横から参道に入る。
 68番神恵院69番観音寺は、同じ敷地にあって横並びにある。

神恵院の本堂は、少し変わってて、このコンクリート造りの門のような建物の中に入った中に木造を模した本堂がある。61番香園寺より、ずーっとマシだけど・・・やはりコンクリートに囲まれると暖かさには、チト欠ける気が・・・。

この神恵院の隣が観音寺。。納経所は一つで賄っている。納経料は、それぞれ納めるから・・あたりまえなんだろうが・・違和感あり。

こちらが観音寺↓

1日の歩く距離をセーブすると、気持ちに余裕が出るのか・・境内にいた猫と少し遊んで、70番本山寺に向かう。

財田川沿いの道を、小一時間ほど歩くと本山寺の五重塔が見え出し・・。

本山寺は、久しぶりに見る五重塔があるきれいなお寺らしいお寺。

ここは、幸いにも団体のお遍路さんたちがいなかったので、ゆったりお参りができた。

で、次の71番弥谷寺の近くまで歩く。時間はたっぷりとあるので弥谷寺まで歩こうと思えば軽く歩けるのだが、弥谷寺まで歩くと次の区切りの按配がちょっと悪いので、手前のみの駅までというのが今回の歩き。

高瀬の手前の農道で犬を連れて散歩中のおばさんに、ジュースのご接待を受ける。
今回の秋の歩き遍路では、どうも動物づいてるかも知れないなあ・・・。本山寺でもソフトバンクのカイによく似た真っ白のシバ犬を連れて職人が木の手入れしていて・・近寄ったらずいぶん吠えて歓迎してくれたしなあ・・。

 と、帰ってきて、たまたま店に来ていたお客さんに話すと
「多分・・絶対今度は、イノシシに出くわすとおもうなあ・・88番いくまでに・・」
 と言われニヤリとされた。

 実は・・ホント・・それ、気になってる・・

▲GPSロガー手元に戻ったので持っていく。
意外と歩いてないようで歩いてるんだなあ・・これが。。
 
 観音寺駅より 本山寺 経由 みの駅 までのログ

歩き遍路 秋編その1 曼陀峠遍路道の道案内犬 「のら」

 昨日 10月11日に 5か月ぶりの日帰り歩き遍路に行ってきたのだけど、多分というか今後二度と経験はできないだろうという出来事にあい、いたく感激した。そのお話を・・・

5月の連休明けに歩き遍路に出て熱中症になり2週間余り入院。やっと担当医にあまり無理しないで行くならとOKをもらい機会を待っていた。最近の山はイノシシの出没も頻繁で、だいぶ用心をしていたのだが、少し涼しくなり天気も回復したので知人と行くことにした。二人いればイノシシも何とかなるかもしれないし・・・・・この知人は、私が入院中 「回復するまで待ちますから・・」と言ってくれて、先にも進まず・・待ってくれていたのである。

 66番雲辺寺 67番大興寺 を回り観音寺駅までというのが、予定だった。

退院上げに徳島県と愛媛県の県境の境目トンネルの手前の七田というところまで歩いていた

 65番三角寺から66番雲辺寺までの遍路道は、三角寺を出て 別格椿堂を参り 境目トンネルの手前まで来て、最近の遍路はこのトンネルを通り徳島県佐野の民宿岡田屋に泊り、翌日雲辺寺へ、というのが一般的なコース。が本来、一番古い遍路道は、七田から左へ曼陀峠遍路道に入り雲辺寺を目指すのである。で、この曼陀峠遍路道をどうしても歩きたくてこの遍路道をあるくことにして、知人と二人、朝6時半過ぎにこの遍路道の分岐点まで、かみさんに車で送ってもらった。

 曼陀峠遍路道に入ってすぐに、急坂となり一気に国道を見渡せるほどの高さまで登る。

この急坂を登りきると軽四が一台通れるぐらいの舗装された農道に出る。
そこで1匹の犬に出会う。最初近くの民家の飼い犬かと思ったのだけど、ずっと私たちの周りをうろうろしながら、前になり後ろになりついてくるのである。そのうち帰るだろうと思ってたのだけどなかなか帰ろうとしないので首を見ると、首輪をがない。
 「野良犬かもしれんなあ、この犬」と私
「どこまで付いてくるんかねえ・・」と知人も相槌。で名を「のら」とつける。

 ところが、舗装が終わりうっそうとした遍路道に入るなり、「のら」が前を前を歩きだし先導してくれる。道案内である。。

道案内の様子を、動画で撮ってます。ところどころ崩れかけた遍路道を「のら」が行きつ戻りつしながら、「大丈夫だよ」と言わんばかりに尻尾を振りながら私たちの方を振り返りながら先を歩いてくれるのです。

で、結局この人懐っこい「のら」は、雲辺寺本堂の真下まで案内してくれた。この間の距離約10キロ、時間にして4時間半余り・・・。途中1回「のら」は草むらの水たまりで、水を一回飲んだっきりである。その時、私は飴と弁当を持っていたのだが、弁当をやるわけにはいかず飴玉をやったのであるが、バリバリ音を立ててあっという間に食べた。多分「のら」は、曼陀峠遍路道を上がってくる数少ない歩き遍路の道案内をして、えさをもらっているのかもしれない・・・。私たちが本堂で参拝を終え下に降りてくるともう「のら」はいなかった。ロープウエーで上がってくる参拝客に追い払われたのかもしれない。それから大興寺を打ち、観音寺駅まで歩いて帰ってきたのであるが、道々「のら」のことが気になって・・。

七田までの10キロを無事帰って行ったのだろうか?・・・飴しか与えてやれなかったので少し胸が痛み・・・帰ってかみさんに話したら
 「私だったら、弁当の半分やったかもわからんし・・・・。その「のら」は、ひょっとしたら、弘法大師のお使いだったかもしれんで。」と。

 確かに、「のら」は、お大師さんのお使いだったかもしれんなあ・・雲辺寺まで一度も地図を見ることもなく、「のら」の後をついて行っただけだから・・・・

 たぶんもうこの先二度とこういう経験はできないだろう・・・し、歩き遍路した中でも いたく感激した記憶としてずーっと残っていくだろう・・・ひょっとして、お大師さんの化身のようだったかもしれない思いととともに・・私の脳裏に・・。

曼陀峠遍路道の県境にて

曼陀峠を抜けて徳島を望む

雲辺寺本堂に到着・・・・ここまででした 「のら」 とは・・・

雲辺寺は、相当きれいでずいぶん整備されてました。

12時前に雲辺寺を出る。67番大興寺まで9キロあまり・・・。下りだから、2時間余りあれば十分だろうとタカをくくってたところ、あにはからんや・・・ずっときついくだりで何と3時間余りかかってしまった・・・・。

大誤算で、大興寺に着いたのは3時を回ってた。。

で、3時半過ぎに寺を出たものの、二人とも5カ月ぶりの歩きだったので、この時間帯になってバテバテ。。

観音寺駅に着いたのは、6時をゆうに回ってたけど、今回の歩きは 「のら」の印象が強くて・・。

▲気分良く帰ってきたのだけど、今回歩いたのは約26 7キロぐらいだろう・・。いつも持ち歩くGPSロガーを知人貸してたので、IPHONEのアプリのITRAILというロガーをつかったんだけど・・・・これがひどくて・・バッテリーの消耗が激しくて雲辺寺の手前で電源を切る始末で・・・そこまでしかログが取れてない。

  雲辺寺への道 曼陀峠遍路道

 今回は、野良犬だったけど道案内してくれた 「のら」 に感謝、感謝!

右目

 目薬がなくなったので、眼科へ行く。
前回空いていたのは、何だったんだろうか?・・・。メチャ込んでる。

久しぶりに診察に来たと思われるおっさんが、ぶつくさ言っている。
「どうしたんや?これ?こなに込んでなかったろうが・・?前やか、いつ来てもガラガラやったやないか・・・どして・・・まだ待つんかよ!」
おっさんの隣に座ってたおばちゃんが
「あんたなあ、いつから来てなかったん?この四月からかわったんよ・・!月、水、木の三日だけ、それも半日しか診んようになったんよ、ほんで前からいた先生はこの水曜日にしかこんようになったけん、このありさまよ・・・、ほかの日はすいとるみたいやけど・・」とおっさんに。
「なんじゃそりゃ、。。前から知っとったら・・・・」
 他へいっとったのに・・・・と言いたかったのだろうが、それ以降の言葉も発せずあきらめ顔で診察室をみただけで、黙りこくってしまった。。

 2時間半待ちの3分診察。
 相も変わらず
「右目は、まだ炎症が少しありますねえ・・」と。毎回同じお言葉なので
「みぎめは、これ以上良くならないのでしょうか?」と問いかけると
「あるといっても、ほんのわずかですよ・・」とストーレートには返答せず。。

 まあ、たぶん良くなることはないのだろうけど・・・。
 目薬をもらって帰ってくる。。

東海道五十三次・・・

  今年になって時々一緒に歩き遍路している御仁は、
 「来年、春先から五十三次を歩きたい」と言って着々と準備に励んでいる。私も興味がないわけでもないのだけど、ちょっと歩くとなあ・・・と、気にかけていたら、パナソニックのエボルタの例のイベントが、充電式エボルタの発売を記念して 今度は 「東海道五十三次 を歩く」と題して、大八車を引いたエボルタを歩かせるイベントを決行している。

 最初webで見つけ、初日9月23日の日本橋出発から興味深く見ている。
こういうイベントを見るとき、最近は便利になったもので、ustreamというお手軽に生放送できる物がでてきて・・・ご多分にもれずこの「五十三次」も生で、朝出発から終了まで中継している。

  
 エボルタロボットの東海道五十三次のホームページはこちら
 生中継は、こちら⇒ エボルタロボットの五十三次

 仕組みは、身長17cmのエボルタロボットの前を、赤外線の誘導機をかわいいエボルタシスターズという女の子が押して歩き、そのあとをロボットが自力で追う・・という代物で・・ということは実際のところ、人間が五十三次を歩くということになるから、私としては興味深く見ている次第。
 とうのは、まあ歩くことはないと思うけど、ひょっとしてその気になった時の参考に・・と、へへへ。

 なにせロボットを引き連れて歩くわけだから、60日ぐらいかかると主催者側は見ているみたい。すでに一週間以上たってるけど、昨日、一昨日は雨で中止になってるし・・・。今日は、さっき権太坂越えて・・・戸塚宿どまりみたい・・・

 まあ、どちらにしても面白い企画なのでずっと追ってみようと思っている。

 

雷雨・・

 久しぶりの雷雨。
夜が明ける前から、ゴロゴロと腹に響くような音がしていて、今朝は祭日にもかかわらずごみの収集日だったので6時前に起きだして、外に出ると薄明るいのに空は真っ黒。ごみ出しの準備に再び家に入ろうとした途端、地を裂くような雷鳴とともにたたきつけるような土砂降りに一瞬の間になった。豪雨である。
 あまりの突然の雨にポカンと、出そうとしていたごみ部袋を横目にしばらく空を眺めてしまった。豪雨が小ぶりになるまで約一時間・・・・することもなく外を眺めていたのだけれど・・最近ボーっとして外を眺めることもなかったので・・なんとなくゆったりとした気持ちになった。雨の降るさまを眺めるというのは、なんとなく安らぐ・・。

 日ごろあまりテレビのドラマは見ないのだが、今年になって竜馬伝は欠かさず見ている。それと先週、最終回だった 「GM-踊れドクター」 は私にしては珍しく、初回から最終回まで見てしまい、日曜日は竜馬伝から踊れドクターのハシゴが決まっていた。
 東山紀之の軽妙さと個性あるレギュラー陣の絡みも面白かったのだけど、それより何より 「総合診療科」という設定に、興味と面白さにひかれてずっと見ていた。リンパ腫の病名も出てきてたし・・・。
 最終回は、クールを終わらせる必要性か性急な筋書きでいただけなかったが・・・・。

 私などは、ずっと総合病院にかかり、かかりつけの医者がいたにもかかわらず、結局リンパ腫だとわかった時には、ほぼ手遅れ状態だった。この番組のように 総合的見る科があり優秀な医者がいれば、もっと早い段階で分かっていたのではないか?という思いは、移植前からずっと思っている。といっても、病院のレベルにもよるが・・・。

 これ、続編作らないのかなあ?・・