初夏のような暑い一日。日差しがきつい。
知人が、母の日だというので かみさんにとカーネーションの花束をもって来てくれた。大きな花束でビックリするわ大喜びするわで かみさんともども感謝。
で、自分はというと 施設に入っている母親に カーネーションが数本入った小さい鉢植えを持っていった。
認知症が少しずつ進みはじめているお袋は、周りの介護士さんたちが
「今日は何の日?ええなあ、ええもんもろて・・」と話しかけるのであるが所在無く微笑みうなずくだけ・・・
そろそろ帰ろうか・・・という時になって、ヒトの顔を見て
「される値打ちがない・・」とぽつんと言った・・
・・覚えてるんだねえ、肝心なところは・・
帰ってかみさんに言うと
「それは される値打ちじゃなくて、する値打ちと言ったんじゃないの?・・今頃になってしても値打ちがない・・ と言いたかったんじゃないの? 」と。
「・・・・確かになあ・・・」・・次の言葉が出てこず・・
母の日、父の日・・苦い思いをするばかり・・
>「される値打ちがない・・」
何と重い言葉でしょう・・・。
お母様のお人柄がこの一言で集約されていますね。
みんなわかっていらっしゃるのですよ、きっと。
息子である蹄鉄さまが出来る親孝行は、一日でも長く元気で長生きをしてあげる事ですよね。
この一言に、凄いショックを受けました・・・!