10月23日(金)~25日(日)まで 歩き遍路に行ってきた。
今回の歩きは、天気がこちらが予想してたのとは全く違う大荒れになり、3日目途中リタイアという憂き目になりましたが、何とか念願の愛媛入りをはたし、嬉しいかぎり・・・。
高知県を抜けるのになんと10ヶ月を要したことになりましたが・・・・・ほんと永かった・・道のりでした。高知県には、たった16しか、お寺がないのにその間距離が400キロ近くあるわけで・・・、特に高知県南西部への道のり 36番青龍寺から岩本寺、足摺岬の金剛福寺、39番延光寺までの4つのお寺の距離が約200キロあり、これが特にきつい。修行の道場と言われるのが最もわかるところでもある。そして今回それを痛切に感じた歩きでもありました。
23日朝早く土佐中村駅までJRででる。前回 盆開けのくそ暑い中を歩いて熱中症と脚の痛みに往生して、38番金剛福寺でリタイアしたので、今回は金剛福寺から40番観自在寺を経て宇和島ぐらいまで行きたいと思ってたのです。それで先ず出発点の足摺岬へ向かうとて中村へ。
土佐中村駅 10:33 高知県南西交通バスの路線バスで 足摺岬へ向かう。
前回足摺岬から帰るときも、このルートを通ったのであるが・・土佐清水から西回りとはいえバスで1時間40分あまりかかるから、とおいちゃあ遠い・・。
ビックリしたのがこの路線バス、結構人が乗っててねえ・・・・、鉄道がないからかなあ。
昔懐かしい、子供の頃乗ったバスで荷物いっぱい持ったおばさんたちが乗ってた・・あれそのままの風景が・・・あって。
足摺岬に到着したのが、12時過ぎ。
今回から携帯をiphoneに替えてもってきたのだけど、なんと圏外。前回着たときドコモだったんだけど、通じたし周り見てもメール打ってる姿もちらほら。仕方がないから土産物屋に入ってお姉さんに聞く。
「公衆電話ありませんか?」と。お姉さん、私の片手を見ながら
「携帯壊れたんですか?・・山門はいったところにありますよ。」
そうだろうな?普通は壊れたと思うわな・・
金剛福寺の門をくぐると、右手に公衆電話があったので、家に連絡する。
最近、公衆電話使った記憶がない。
こりゃあ、ひょっとして今回苦労するかも知れんなあ・・・と嫌な予感。
太子堂を打って、今回の歩き出発。
前回熱中症でふらふらしてたので灯台も見ず、即帰ったので・・・灯台を見て出発する。
このあたりから すこし、曇りがちになる。
結局 39番延光寺へのルートは、打戻 三原村経由で行くことにし、下ノ加江へUターンすることにした。自分の足と相談すると、やはりこのルートになるなあ。。それでも 約55キロある。
昼食をとって歩き始めたのが、午後1時半過ぎ。
今夜の宿、久百々の民宿いさりびまで 約20キロ、半日では少々きつい距離なので、勢いつけて歩き出す。
3キロほど戻った大谷というところで、やっとiphoneつながる。がすぐ途切れ途切れになりこの先不安になる。
窪津漁港を過ぎる頃から雲行きが怪しくなり・・・空を見ながら脚を急ぐ。
「あっ、電池・・・」GPSロガーの電池切れに、やっとこの頃気づく。出がけに入れ替えてこなかったもんだから・・電池切れ。
以布利あたりに差し掛かり、前回通った遍路道をパス。あれは何ぼなんでも、今回はパス!と右目で無視。県道を歩く。
だんだん空模様が怪しくなり、あせる。
大岐浜にさしかかる頃には日も暮れかかり・・・8月とは打って変わった日の暮れの速さ・・・。ますますあせり、大岐浜にも下りず急ぐ。
蟻崎辺りでは、もう真っ暗になり路肩を歩くも、歩道がない、当然街灯もないから、後ろからビュンビュン来る車を感じながら歩くから怖い。その上、ぽろぽろ雨が降り始める。
結局、真っ暗な中を30分あまり歩き、6時過ぎに久百々の民宿いさりびにつく。
▲今日の歩行距離 約20キロ
時間がなかったためほとんど、県道と国道を歩いた。さすがに寝付きもよかったのか GPSロガーの電源を入れたままで寝たので、夜中の2時ぐらいまでカウントされててお粗末。
10月23日 足摺岬 38番金剛福寺~39番延光寺 下ノ加江・三原村 打戻りルート 久百々 民宿いさりび まで
途切れてるところが電池切れ、民宿についた後ずっと動いてるのがおかしい。
ーーーー 歩き1日目 終わりーーー