結局、やもたてもたまらなくなり2月6日金曜日の朝、5時33分阿波池田発伊野行きの普通電車に乗った。
阿波池田には、息子をたたき起こしてクルマで送ってもらった。
前回歩きを終えた室戸には、高知周りで行ったほうが早いので・・・・特に高速バスを利用したほうが早いのだが、いかんせん朝早くというのがないので・・おとくいの電車で行くことにした。土讃線の朝一番に乗ると2時間弱で御免につく。それからくろしお鉄道で安芸。安芸から路線バスで室戸。というコース。
土讃線に乗ったのはいいけど、まだ真っ暗でがっかり。だけど明るくなり始めの頃、橋の上にホームがあるという珍しい駅土佐北川で対抗電車の待ち合わせにあい、びっくり・・・・。鉄橋の枠が暗がりの中にぼんやり・・
でまたまた、なんとスイッチバックの新改駅がすぐあとに・・土讃線は坪尻が有名なスイッチバックの駅なんだけど、こんなに高知よりにあるとはねえ・・スイッチバックが。。
それもそのはず、列車に乗っててよくわかるのが、次の駅土佐山田へ降りていく急角度の勾配・・・
「えっ、こんなんだったっけ?ここ」と記憶をたどるのだけど・・
意外な驚き。。
御免の駅で、安芸から室戸へのバスの連絡について聞く。
くろしお鉄道は奈半利までしか開通してなく、室戸へはどちらにしても公共機関はバスしかないのだけど、安芸より以遠は列車の本数が少ないので安芸からバスに乗るほうが便利なのである。
若い女の駅員さんが安芸駅まで電話をかけて聞いてくれた。
「ダッシュできます?連絡時間が3分しかないので・・・大体は間に合うはずですが、丁度今の時間が通勤時間になりまして、ラッシュになってこちらの電車が遅れると・・・間に合わないことがあるそうです」とにこりとしながら教えてくれた。
ラッシュ?こんなところで・・・?
吹き出すわけにもいかず 「ありがとう」と糺を行って、安芸行きに乗り込む。
安芸駅に着き、ダッシュでバス乗り場へ・・
バスの陰もなく
「??」時計を見ながら ちと不安・・
8時26分発甲浦行きは、5分ほど遅れて到着。乗客は私一人。
奈半利の大分手前で初めて、次の客、おばあさんが乗り込んでくる。
私は海のほうばっかり眺めて窓ガラスにへばりついてると、トントンと肩をつつくので振り返ると、さっき乗り込んできたおばあさんが
「これ、もってヶ」と毛糸で編んだわらじを私にくれる。
小さくてかわいいわらじである。
「ありがとうございます・・・早速杖につけます。」とおばあさんに糺を言って、杖につける。
室戸から歩き始めたのが10時前。ぽかぽか陽気で暖かい。
金剛丁寺の上り口の近くの田んぼで仕事してる人に道を聞いて上り始める。
上り始めに、後ろからきた女の人に軽く追い越される・・・
「女のほうが強いんかなあ・・・」とぶつぶつ言いながら上る。私はからっきし上りは弱い・・
遍路道中間から室戸を望む
金剛丁寺もまたちょっと配置がかわってる。大師堂と納経所が背中合わせのような格好で・・チョイ違和感・・
納経所でキラメッセ室戸へ 降りる道を聞く。
親切に簡易の地図をくれる。
・・・・・・ところが
これがとんでもないことになるのである・・・
----つづく
つづきが早く読みたいです。
おつかれさまでした。
室戸といえば、海洋深層水ですけど、
毛糸のわらじが、とってもかわいいですね。
来週は、春の18きっぷの発売開始。
四国入りする人たちも、増えるでしょうね。
では、つづき、よろしく。ぺこり。