歩き遍路 土佐清水 下ノ加江 から金剛福寺 3日目

熱中症になってたのかどうか知らないが、梅干7個入りのお湯割りは、うまかったのである。
アクエリアス6本、お茶7本飲んでもなるのかねえ・・?。
確かに疲労困憊ではあったけど。。
朝飯の時も
「梅干か塩なめながら行くんで!」と忠告される。
腎臓の数値がよくない私には、ちょっと・・・なのだが、ありがたく忠告をいただき出発。
 
 まったく気がつかなかったが、前夜から雨が降っており出発の時までその雨はふってた。。
 9月1日(火) 土佐清水 下ノ加江から足摺岬 金剛福寺まで 3日目
       
 小雨の中歩き始めて、少ししたところで打戻のお遍路に会う。これで、この日もお遍路に会うことはなかった。
 本人には自覚があまりなかったのかもしれないが、やはり体調が少し狂ってたのか、大岐浜から以布利に向かう道で迷ってしまった。
土佐清水の中心へ抜けるバイパスが2008年に完成しているのだが・・・どうも歩き遍路の地図には乗ってないようで・・・私はその道を行ってしまった。気がついたのは30分ほど歩いて、バイパスのトンネルに差し掛かったときで
「??」と首をかしげるも周りに聞く人も見当たらず、さんざ迷った挙句少し引き返したところに、海岸に向かって下りていくわき道があったことを思い出し、その道を下ることにして引き返した。途中 草刈していたおじさんに遍路道への戻り方を聞き、以布利港へでる。
 ここで、また道を間違う・・・。ホントひどい日でした。
以布利港の遍路道の立て札を見て、ぎょっ!とする。
「・・・こんなとこ、歩くの?」と、一瞬目を疑うような道。
海岸・・砂利や石や岩がごろごろしている、ゴミがいっぱい打ち上げられている、海岸そのものを歩くのである。
 「潮満ちてこないのかなあ・・」などとおもいながら、のんきに歩いていたら、どうも陸地に上がるところが見当たらない。不安になってまわりをキョロキョロしてると、遠くに人の姿が見えたので、そこまで行き聞くと
「ああ・・・そりゃまちごうちょる。。この手前の岩山周ってきちゃろ?あそこの奥の手前に上に上がる道あるけん・・」
と言われ、また戻る。
 ホント、シーズンオフのお遍路が歩いてない時は、アブナイ・・・
 戻ると、岩山の奥まったところに、まったく目立たない、言われないとわからないほどの細道が上に続いていた。
これが、意外に急で、息をこらして登っていると、丁度登りきったところにある家の老夫婦が
「ちょっと、休んでいきなさい」と声をかけて下さったので、おじゃまする。
 ジュースをいただきながら、いろいろ話を聞かせていただく。
「ちょっとこの前、女の子の二人ずれのお遍路が、朝コーヒーのんどったら登ってきて、昼前まだご飯も食べないうちに戻ってきてな・・・あれにはビックリした、早い早い・・」
「へえ・・そりゃはやいですね・・」
 ここからは 12キロぐらいはまだあるだろうに・・・
「そんなに、早くいけるならいいなあ・・」というと
「無理せんと・・・あついしなあ・・」と送り出してくれた。
「遍路道は歩かんほうがええで、暑い時は。。県道歩き、アルキ!」とも言ってくれた。
県道を歩き、窪津へ。窪津で丁度半分。あと12キロ。
気にしてないようで、熱中症になってるのか・・・この頃から相当足取りが重くなってきて、スピードダウン。自動販売機がある度、アクエリアスと茶を交互に飲む。。
 やっと 2時過ぎ足摺岬 金剛福寺に着く。
3日かけて、一つの寺。。実感。


納経所で、お接待の あゆみ守りのストラップをいただく。。
すごいなあ・・・お寺から 、こんなの頂いたのはじめて・・。
歩き遍路だけにいただけるそうで・・・うーん、ここ金剛福寺はできる!!

次は 延命寺。
来る道々、いろいろ話を聞くと、やはり打戻りが一番みたいで・・
さあどうするか。。
熱中症なのかどうかわからないけど、疲労もひどいし、右足の親指がベロベロになってるので、今回は ここでギブアップ。することにした。
やはり夏、特に高知の南西部の歩きはキツイ・・
▲本日の歩行距離 沿面距離(GPSによる)32.04km
というわけで、先週いっぱい疲れを引きずっておりました。
夏の歩き。。大変さを身をもって知りました。