父 その1

父が死んで 10日。初七日も終わり 遺品を整理してたら 出るわ出るわのわけの分からぬもの。
で、その遺品を整理しながら 各所へ連絡しながら 毎日を過ごしていたら
今日 保険でトラぶった。
親父は、自分で 某損保の 『積み立て傷害総合保険』をかけていた。親父の通帳を見ると 毎月 自動で引き落とされていたので、止めてもらうため その 【某損保】の契約した代理店に電話して、親父が病気で他界した旨を伝えたら、電話に出た事務員は 開口一番こう言った
「うちは 生命保険ではありません。傷害保険ですら、保険金は出ません」
そんなことは、言われなくてもわかっている
「死んだから解約手続きをお願いしたいから、連絡している」と言うと
「調べて連絡します」との返事。それから私は出かけたのだけど、帰ってくるとかみさんが怪訝な顔で言う
「電話あったんだけど、積み立てだから満期までかけてくれるといいんだけど・・・それに お母さんと相互契約でお互いに保険契約をしてかけているから・・といって なんか難しそうな言い方してた」
 それをきいて 驚いた。契約者が死亡しても この損保は 「はじめに解約ありき ではなく、継続ありき 」らしいのである。
 ちょっと納得できなかったので、この【某損保】のお客様センターに電話して 問い合わせると
 「死亡されても 無条件で解約はできません。いろいろ手続きしていただかないと・・・・」という。
 すこし考え方 おかしいんじゃないの?
契約者が死亡しているのに、無条件で解約できない保険・・・
そんなのあり?
その上、お袋との相互契約になっている。つまり親父とお袋が保険を掛け合っている契約になっている。そんなことあり?
その上 代理店の事務員は 満期まで契約を・・・と言うニュアンスでものを言ったらしい・・。
ところが お袋の保険契約日を見て 唖然とした。
その日には、すでに特別養護老人ホームに入って、半年あまりもたっている。つまり施設に入って半年たってるわけで・・・半身不随の母に 『傷害保険』をかけている、それも署名捺印ではなく、記名押印である。
記名捺印・・・
これなんなのよ・・と。
お袋は 署名捺印などできない 状態はあきらかだからねえ。
その上 お袋の住所は実家になっている。つまり 本人確認をせず 80になった 親父の言葉通りに保険証券を作成している・・・と思われる。
命題は
「施設に入っている お袋に 【傷害保険】が適用されるとした この 損保の 根拠は何なの?」
と 後で 電話あった 保険会社の営業社員に この命題に対する回答を聞いたけど 明確な回答なし。
当たり前である。施設に入っている「患者」に近いお袋に 傷害保険が適用されるはずがなく、設定されることすらないはずだから・・・回答すらできないはず。
夕方 事情を説明しにきた 代理店の社長は、私も高校時代から知っている。
「お父さんがそういうから、すべて信用してそういう契約したので・・・」と言い訳をしていたけれど・・・もし 親父が他界しなかったら、この保険契約は 永遠と繰り返されるわけで。。。。この傷害保険を適用されるはずのないお袋は、ただ単に保険料を払うわけで・・・そんなのあり?
この 保険契約を見た私には、到底この損保会社の対応は理解しがたい。
依頼者の親父が 言ったから。。それは正当化されるの?
正確な調査をして 保険契約をするのが、保険会社じゃないの?
説明にこられても、理解しがたい部分は 多い。
そもそも 保険に相互契約なるもの自体が存続可能なの?
夫が妻に、その見返りに 妻が夫に保険をかける という相互契約。
私には 到底理解しがたい・・・
損保会社の【傷害保険】・・・本当の定義はなんなのよ?
生命保険は 保険として効力として発生するけど、【傷害保険】は 突然死や病死には、適用されにくいわけなのに、なんで老夫婦を勧誘するのかね?理解に苦しむ。

父 その1」への3件のフィードバック

  1. 早朝・・・まだ6時にはなっていないホテルの朝。
    びっくりしました、ホテルのダイニングはそれぞれ親子づれらしき人たちであふれかえっています。
    それを背にパソコンに向かっている私ですが・・・。
    おはようございます、この度はお父様・・・
    ご愁傷さまでした。
    お悔やみ申し上げます。
    保険といえば、新婚当時、人間ドックで一緒になった方が保険やさんで、
    「結婚したなら、たいていの夫婦は保険かけてますよ。
    ついこの間も保険かけててよかった夫婦がいましてね、
    おかげで奥さん助かったんですよ。」
    と言ってたことが忘れられません。
    ・・・・・・たすかる、ってどうなのよ、と。
    配偶者の命と引き換えの大金。
    これは、どうも・・・。
    うちは入院保険しか入ってません、生命保険。
    入院保険に入るために加入してなくちゃいけないという付随のがん保険は、セットですが。
    しかも、掛け捨て。
    しかし、今わたしの横を朝食を終えて通り過ぎてる親子たちを見て思います。
    自分たちの頃、入試や受験でこんなに親子づれで行動してなかったよなぁ・・・って。
    しかも、ここビジネスホテルだけど、まあまあそこそこのお値段なんですけど。
    あ、また来た、・・・オール親子さんたちです。
    この親たちも、こどもに生命保険かけてるんでしょうか。
    つい考えました。
    寒さもそろそろ遠ざかり、冷たい風の中にも春の気配。
    昨日は、高速道路から広大な菜の花畑も臨めました。
    まだ満開には遠かったようでしたが、
    きれいな黄色のじゅうたんでした。
    葬儀の後のお疲れが出ませんように。

  2. 初めまして。
    DLBCL2aの妻を持つ者です。
    ずーっとROM専門でした。
    とても勉強になりました。どうもありがとう御座います。
    P.S.
    払う瞬間の保険屋さんて、いやな感じですよねぇ・・・。
    妻の癌保険の適応の時もネホリ、ハホリでした。
    関係書類を1週間前に送った、といいながら、
    確認をした日が発送日になっていたりして、モー何がなんだか。
    お大事にどうぞ。
    うちの妻は入院など繰り返しておりますが、その都度
    ニンテンドーDSでどうぶつの森にはまっているようです。

  3. はじめまして。
    DLBですか・・
    これには、後日談があり、解約するには 相続人の署名捺印と印鑑証明を要求されたましたから・・唖然としました。母の解約には、署名捺印だけですから・・訳がわからんですね・・。

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