なんとも・・・・言いづらいなあ・・・

なんとも・・・言いづらいニュース というか 記事を見つけた。
msn の 毎日新聞の特集記事
特集ワールド:すごいことに!なっている。 看護師争奪

◇大病院、増収に直結
 ◇合同就職説明会はプレゼント攻勢
 大手の病院を中心に、看護学校や大学の新卒予定の「看護師の卵」の争奪戦が激化している。何が起きているのだろう。【太田保馬】
 ◇中規模の病院は「不足」の危機に
 ■抽選でハワイ旅行
 ハロー・キティの文房具やハンカチのプレゼント、お菓子の抽選会、果てはスタンプを集めて抽選に当たるとハワイ旅行--。歳末大売り出しのようだが、ここは看護学生のための国内最大級の合同就職説明会である。7月末の日曜日、東京・有明の東京国際展示場(ビッグサイト)のホールで開かれた。
 午前10時の開場前に入り口に並んだ400人は、リクルートスーツ姿に交じり、Tシャツとジーンズ姿の学生も。余裕がうかがえる。迎えるのは慶応大、順天堂大などの大学付属病院や、虎の門病院、国立病院機構などで、関東を中心に131団体がブースを構える。各ブースは「くまのプーさん」などのぬいぐるみでラブリーに飾り付けられ、スイーツの当たる抽選会で、けなげに乙女心をくすぐろうとしている。
 会場では「声をかけるのはブースの前でお願いしまーす」という放送が繰り返される。入り口付近で学生を「キャッチ」する関係者が相次いだためだ。学生が一部の病院に集中しないよう、五つのブースのスタンプを集めるとハワイ旅行があたる豪華抽選会まで行われた。
 群馬大学からグループでやってきた浜野瑠美さん(21)は「余裕のある病院がいいです。選ぶ基準は(1)いい先輩(2)大規模でいろんな患者さんがいる(3)給料」と話す。学年で唯一の男性という塩川忠徳さん(23)は「あちこちから勧誘されてびっくりですね。選択肢がありすぎて逆に難しい」とぜいたくな悩みだ。埼玉の看護学校3年生は「実家が山形なので、東北か東京周辺か決めかねています。都心の大学病院が気になりますが、そこは寮の水まわりが共同というのがちょっと……」という。
 学生に人気なのは大学病院。立地や、新人でも年収400万円以上などの好条件がポイントだ。横浜の中規模の病院の看護師長は「大学病院は3年で辞める人が多い。毎年300人規模で採用するからなかなか他の病院に回ってこない」とこぼす。「3年間働くと奨学金の返済が免除されることも影響があるのでは」と看護関係者。
 ■保険点数アップ
 説明会は就職情報サービス業のアンファミエが主催した。この日集まった看護師の卵は1153人。町田守・医療事業部長は「今年は超争奪市場です。例年は就職先が限られる地方の人材を都市の病院に紹介しているが、今年は全国的な人材不足。20年近い経験があるが初めてのケース」と異常な状況を説明する。
 なぜ、こんなことになっているのか。厚生労働省の医療費抑制策の一環で、今年4月、診療報酬が改定されたのだ。厚労省によると、全体で3・16%の削減で、医療機関にとっては減収になる。一方で、増収の可能性が残るのが看護師の配置。他の先進国並みの手厚い看護をと、新たな基準が設けられた。
 従来は勤務する看護職員の1日あたりの平均人数が患者10人に対して1人いる場合が「最高水準」で、これに認定された病院の入院患者1人あたりの保険点数は1209点(1点10円)だった。改定により「10人に1人」の場合は1269点、さらに「7人に1人」なら1555点となった。「7人に1人」という認定を受ければ、ベッド数1000床の病院なら「10人に1人」に比べ、1日286万円、年間10億円も収入がアップする。もちろん、そのためには約4割も看護師を増やさなければならず、争奪戦になる。
 昨年12月に厚労省が発表した第6次看護職員需給見通しでは、今年、全国の病院・診療所などが必要としている看護職員は131万4100人で、看護師は4万1600人が不足。医療関係者の間では「東京の大病院が地方の看護学生に100万円の支度金を提示したが断られた」などという情報まで飛び交う。
 ■ベッド減らす狙い
 患者サイドから見れば、「10人に1人」が「7人に1人」になれば、手厚い看護が実現されそうだ。58万人の看護師が加入する日本看護協会の小川忍常任理事は「手厚く看護する病院を評価することは協会が要望してきた。ただ、協会の調査では新卒の看護師の離職率は9・3%。結婚、出産、育児などライフステージを考えた細やかな対策が求められている」と訴える。
 ところが、ある厚労省幹部は「病院は人件費が安い新人をかき集めようとしている。新基準では人数という量さえ満たせば、質は問わないからだが、どうかと思う」と人ごとのような口ぶりだ。
 さらに、「7人に1人」には厚労省の狙いも見え隠れする。看護師を確保できない病院は国の医療費削減策による他の収入減を補えず、財政が厳しくなる。そうすればベッド数は淘汰(とうた)される。社会的入院を解消するため現在の25万床から2012年度までに15万床に減らすという目標値も掲げられている。介護が必要なお年寄りの社会的入院も解消したいという。東北大学大学院医学研究科の濃沼信夫教授(医療管理学)は「1億3000万人の人口に約130万人の看護師が働く現状は先進国の平均的水準だが、ベッド数は先進国水準の数倍。医療技術の進展で入院期間が短く、あるいは外来治療のみで済むようになっているのにだ。スウェーデンは入院期間の短縮に合わせて病床を減らした。しかし、日本は欧州ほど病床を減らしてこなかったから、医療財政が圧迫されている」と解説する。確かに、このままでは世界に誇るこの国の医療制度が破たんするといわれ、財政の立て直しは必要だろう。
 これに対し、名古屋近郊の病院の看護部長(46)は「厚労省は症状が重く、手厚い看護が必要な患者のベッドさえ確保すればいいと考えているようだが、このままでは、中規模の病院は看護師不足でやっていけなくなる」と危機感を募らせる。結核予防会が運営する複十字病院(東京都清瀬市)の担当者も「私たちが新基準を満たすのには数年はかかりそうだ」と話す。町田さんも「大阪では病院が3分の2になるのでは、という説さえある。特に150床から250床の病院は看護師を確保しようとしても大規模病院の後になるし、かといって、ベッド数を簡単に減らすこともできず、経営がきつくなるのは必至」と話す。地域の中規模病院で慢性疾患などの治療を受ける患者が、適切な医療を受けられない「医療難民」化する恐れも指摘されている。
 派手な争奪戦の裏には、重くて深い問題が横たわっていた。
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t.yukan@mbx.mainichi.co.jp
ファクス03・3212・0279
毎日新聞 2006年8月23日 東京夕刊

という 興味深い記事を見つけた。
さんざんぱら 看護師さんに 世話になった身からしてみれば、なんとも言いようのない記事で・・・・。
一見良さそうに見えるけど、新人ばかりが増えてその比重が高くなるのは、ちょいと!という気もするけどねえ・・・。
私なんかも、結構 新人には、・・・・・。
かといって、誰しも最初は、新人なんだけどね・・・。でも、世話になる身にとっては、ずぶの新人より・・のほうが。。と思うのも然りで・・・
なんとも言えねえなあ・・・。新人ばかり比重が高くなって いいのかなあ・・・

なんとも・・・・言いづらいなあ・・・」への3件のフィードバック

  1. 難しい問題・・・。
    何回も何回もこの記事を読んでみたけど、何回読んでも納得できません。・・・矛盾してるわ。
    ベッド数削減目標まで厚生労働省が出しておきながら。
    そしてキティちゃんや、旅行抽選券は、・・・嘘みたい。
    そんな付加価値つけなくても、ねぇ。
    医療の内容の進歩だけを願っていたのじゃいけないんかな?
    うちは国の介護の制度にお世話になってるけど、厚生労働省はわかってないこと多すぎ、で、勝手に決めすぎ・・・の気がします。
    必要なことと無駄なことがわかるのが遅すぎる?
    ちゃんと考えられずに決められることも多すぎる?
    どうぞ、「命」にまで付加価値を求められる時代になりませんように。

  2. 六太郎さんは。ロクタロウと読むの?
    それとも ロタロウなの?
    一寸、?に思ったものだから・・・

  3. ほんとは五郎なんですけどね(笑)。
    ロタロウと読んで読んでいただけるといいです。
    !で、♪でしょ。

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