面識はないのだけど・・

面識はないのだけど・・・
 久しぶりに、お店に来たお客さんに
 「どうですか?お母さん 調子は?」と聞いたら
 伏目がちに
 「先月・・亡くなりました・・」
 と話された。
 「そうですか・・・」
 しばらく 私は、声が出ませんでした。
 ご本人とは まったく面識は無く お店に来るお客さんとの話で お互い励ましてたのですが・・
 お客さんは 店に来るたびに いつも
 「お母さんが、元気で頑張ってるな?・・と 言うとったで!」
 と 私の顔見ながら 近況などを 話していたのですが・・
 彼女は 私が移植した年の暮れに 他の病院で移植を受けたのですが・・
 2年半 あまりの闘病の甲斐なく 亡くなりました。
 ホントに面識もなく 会話上の他人でありましたが、なんとなく同じ土俵の上で闘病していた思いでしたので・・残念に思いました。
 「本人は、最後の方は 覚悟していたみたいで・・・ 死んだら・・どこ行くんだろ・・? といってね。。。」と お客さんが涙ぐむので、私も 涙ぐんでしまいました。
 「おっちゃんは、頑張ってな・・」というので
 「お母さん いくつだったっけ?」
 「69・・」
 「俺 それまで生きられるかなあ・・お母さん よく頑張ったねえ・・おいちゃんも 頑張れるだけ頑張ってみるよ!」
 と 言って お客さんを送り出しましたが・・
 彼女の歳までは まだ15年もある・・なあ。。
 ご冥福をお祈りします。安らかに・・・

面識はないのだけど・・」への1件のフィードバック

  1. 69歳といえば、自分の親の世代とかぶりますが、まだ・・・若いですね。
    最後の方のご本人の気持ちが少し痛いです。
    合掌。。。
    でも、この間74歳まで、って言ってらしたじゃないですか、蹄鉄さん。
    せめてあと20年、頑張ってください。
    なにがなんでも、頑張ってください!

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