歩き遍路 冬編 その壱

12月4日
 前日まで大荒れだった天気も回復しそうだったので、例のごとく日帰り歩き遍路へ。前回 白峰、根来が大誤算だったので、今回は余裕を持って出かけることにした。
84番屋島寺までは絶対行くのだけど、それから先は足任せで・・という心づもりで家を出た。

 いつも通り朝一の電車で、前回のつなぎ地点 鬼無駅へ向かう。
鬼無駅は、このあたりに伝わる桃太郎伝説の地名駅、ホームに桃太郎の可愛らしいモニュメントがある。

ここを8時過ぎに出る。天気は快晴、気温もちょうどいいぐらいで・・・・。
一宮寺へは、香東川をわたり住宅街の中の細道をくねくね歩いて行く。

83番一宮寺に着いたのが 10時前。天気がいいのか団体のお遍路さんがいっぱい。

俳句の同好会らしきご婦人たちも、境内を闊歩していて・・・

一宮から屋島寺へは 高松市街を歩くのだけど、琴電三条駅あたりまでは歩道があまりないので歩きにくい。
 やっと屋島の特徴ある台形の形をした山を目の前にしたのは、1時前。

屋島の遍路道は、すげえ急坂。。遍路道に入ってすぐぐらいから、普通車がぎりぎり通れる道の両側に車がけっこう駐車していて・・なんだろう?といぶかしく思いながらあるいていたら、ちょうど今しがた停めた車があって、その中から二人の子供を連れたの若いお母さんが下りてきた。
 「こんちわ」とあいさつを交わして、休憩がてら様子を見ているとなんとびっくり。
この若いお母さんが、ザックに2.3歳の女の子を入れ担ぎ、5.6歳ぐらいの男の子を歩かせてこの遍路道を歩くではないか・・・
「登るんですか?」
「はい、・・・でもお寺じゃないですよ。水族館へいくんです。」とにこやかに笑いながら言って私より先に歩き始めた。
 
 屋島の頂上に、水族館があるのは知ってるし、私も子供のころ親に連れられて来た記憶がある。その頃はケーブルカーが走っていた。今はもうない。有料道路を利用するかシャトルバスを利用するかなのだが・・・歩いていくとはねえ・・と感心したのだが。。

「そこに、どんぐり・・・」なんて、男の子と言葉を交わしながら登っていくこの親子に、最後まで私は追いつけませんでした・・・。

 ただ、これはこの親子に限ったことではないんだなあ・・と登る途中でわかりました。なんと下りてくる人の大半が親子連れで・・・・。皆さんハイキングがてら水族館へ行っているみたい。
 でも、子供を背負って登っていく元気なお母さんにはたまげた。。近頃にはない光景で、さわやかな感動を覚えましたねえ。

 屋島寺の山門に着いたのは 2時前。

さすが屋島は、参拝客が多い。団体やら観光客でいっぱい。

 「さあ・・・これからどうするか・・」と思案。
 ここは標高は300足らずで大したことはないが、この急坂を下り、隣の五剣山の八栗寺まで、また登らなならん・・けど・・どうする?この前みたいに甘く見ていたら・・私の足では五時前までに着けるか?着いたとしても帰りはどうする?
 思案投げ首・・結論は出ず。。下りてみて時計見ながら考えるか?と、とりあえず屋島寺を2時半ごろ出る。

向かいの山の中腹に、八栗寺がある。八栗側に下りながらこの光景を見て、「あそこまでまた登るのか?」と少し気持ちがなえる。 有料道路を横切り遍路道に入ったところで、登ってくる人に出会い
 「八栗さんまでなら、あと4キロぐらい」と言われ少し元気が出る。麓に下りて足早に八栗寺の登り口を目指す。
 「行けんことはないか・・これだったら」と
遍路道は、八栗寺のケーブルカー乗り場の横から入る。ここもケーブルカーがあるように、急坂の道。遍路道を登り始めてちょっと行ったところにあるに露店のおばちゃんに
 「今日は、上でお泊まりかね?」と声をかけられる。
「いえ、下りるつもりですが・・」と答えると、明確な返事が返ってこなかった。
 時計を見ると 3時半を回っていた。微妙な時間かなあ・・と思いつつも、登るしかないから必死で息を切らして登る。
 会うのは下りてくる人ばかり。やっとの思いで八栗寺の山門にたどり着いたのは、4時。
 意外と計算より早く着いて、ほっとする。

冬独特の陽の陰り方が、お寺をつつみはじめるなか足早に寺を出たのが4時半ごろ。
一目散に駆け下りる途中、散歩の途中の犬を連れた女の人に会い、道を尋ねると
「もう薄暗いでしょう?ここからだと、琴電六万寺へ下りたほうが近いから・・家、そっちの方だから・・一緒に近くまで行きましょう」
 と言ってくれ、六万寺駅近くまで案内してくれた。感謝。

 駅で、電車を待つ間に遍路姿の私を見て、初老のおじさんに声をかけられ
「六万寺は、安徳天皇の行在所で八十八か所より由緒ある寺なのに・・・。」
「はあ・・そうなんですか・・」
そういや、下りてきた麓にあったなあ・・お寺。
「平家やったからなあ・・」
とおじさんは、88か所ほど有名ではない!というのをいたく悔しがっていました。

 かくいう私も、聞くまで知りませんでした・・から。

屋島、八栗寺へのログ
やはりあの登り下りがあったので、沿面距離で約40キロは歩いている。

 これで85番まで歩いたことになった。
 あと少し!

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